2週間ほど前、勤務先の病院でゴキブリの死骸を見つけました。
すぐさま上司に報告。
この上司ってのも、ドイツ人とポーランド人のハーフで、マウンティングバトルが大好きなふざけたおっさん。
45歳でおっさんという方が正しいけど、見た目も若いしあまりにもやんちゃなので、年上と思えない。
というか最近は、年齢というものが自分の中でかなりあやふやな存在になってきています。
若い子の方がしっかりしてたりするからね、移民のおばさんばっかりと一緒にいると。
いや、ドイツ人も一緒。スケベなおっさん多いしな。
この前なんか、なんとなく顔見知りになって軽く挨拶したり話すようになったドイツ人の看護師のおっさんに、鼻ほじられたその手で肩触られて、いや、そこまでほじってなかったけど軽く鼻の穴に入れたその指であんまり親しくない女性の肩に触れれる感覚にビックリしたわ。
上記のおっさんもとい、マークに、なんか対策とらなあかんで~と言ったら、ゴキブリなんか足で踏んづけたらええんや~なんて言うから『ゴキブリなんか、一匹おったら100匹おるんやで!!』ってちょっとカッとなってしまったの。
一応ここ、病院のキッチンやしな。一応なんかしようぜって。あんたやったらボスと対等に話せるから言ったんや。
で、一昨日、薬を撒きに業者さんが来ました。
で、問題は昨日。
いたるところでゴー君が亡くなってる訳であります。
朝から5,6匹は見たかな。
日本では定期的に見てたけど、ドイツに来てからはほとんど見たことがなかったから耐性がついてなくて。
んで、なんでか分からないけど、誰も落ちてるゴーを捨てないんですよ。
いや、おかしいやろ。そんなん見つけたら速攻捨てるやろう。
私はあまりにも人目に付く2,3匹をおっちゃんに頼んで捨ててもらい、洗い場にも一匹落ちてたから、最近入ってきた男の子に捨ててって頼んだわけ。じゃあそのドイツ人のダニエル、あいつはただ転がってるだけやとか、面白くもなんともないこと言って私の頼みを聞いてくれへんかったのね。
自分でやれよってことなんやろうけどさ。本気で嫌やねん、近づいたり見たりするの。
あんまり何とも思えへんのやったらそれぐらいやってくれてもいいやんか。
しぶしぶ自分でほうきと塵取りもっていってやろうとしたらさ。
朝からせんど見せられて、自ら処理しなあかんなんて辛い仕事よなあなんて、半分自分でも冗談交じりに悲劇のヒロインぶりながら。。。
で、取ろうとしたら。
裏返ってたゴーが動いたの!!
『キャ~~~!!!』ってキッチンに響き渡るぐらい絶叫してしまって。
いや、死んでると思ってるやんか。
さっき頼んで片してくれたおっちゃんがさっと来てティッシュで片してくれたから助かったけど。
問題はその後。
神経過敏になりすぎてたのか、デザート入れたりしてる時に、いきなり水道から水がポタっと落ちて、その音にまたビックリして叫んで持ってたデザート落として。笑。
隣で仕事してたドイツ人のマヌエラに怒られたんですね。
なんやねんなもう!!って。笑。
で、それはしゃーないとして、さっき頼んでもゴキブリ拾ってくれへんかったダニエルが嫌味ったらしく、
『はあああ、マヌー、休憩行くぞ』とか言ってきたからね。
『ごめんね!!ごめんなさいね!!!!!私だって嫌やわ!!!』
って怒ってやったの。
ダニエルよ。あたいも先輩に対して生意気やから、年下のあんたが私に対する態度が無礼であってもなんでもいい。
でもな、さっきあんたは頼んだのにゴーを拾ってくれへんかったやろ。
その結果、水道の音にも叫ぶぐらい神経過敏になっとんねん。
絶叫した私にビックリしたマヌエラが怒るのはしゃーないとして、さっきおもんない言葉で何の手助けもしてくれへんかったお前になんで嫌味ったらしく物言われなあかんねん。
それに、誰が好き好んで職場でギャーギャーわめくよ。違うか??
仕事開始一時間弱でエネルギー使い果たしたルーシー。
昼食をレーンで盛ってる時、ダニエルが少し申し訳ないと感じたのか、いつもは私を避けがちなのにけっこうフレンドリーになってたから、私もまあ、エネルギーないぐらいの方がこの職場ではやりやすいなって感じたの。
ってゆうか、本間に文化の違いって大きいなあって。
日本人て、ゴキブリ嫌いやんか。
私も行き過ぎなところはあったかもしらんけど、中学校の時の真鍋くん、マナちゃんは、昨日風呂場にゴキブリ出て叫んで兄ちゃん呼んだって話しながらみんなで爆笑したで。
ゴキブリに絶叫する人、大阪ではけっこうおるんやで。
本間にそんなこと考えてたら、他のみんながゴーに対してあまりにもクールなことがおかしすぎて、また一人で爆笑してたの。
でも、果たしてドイツ人はゴキブリに対してどんな気持ち持ってるんか、興味が湧いてきてね。
休憩中に聞いたんやけど。
『あんたらさ、他の虫とゴキブリと、位置づけ同じなんすか?日本ではゴキブリなんて大敵やで』
『ゴキブリはゴキブリや、他の虫がみんな違うように』
『いや、ゴキブリは特別やろ、そうゆう感覚ないの??おって当たり前の存在なん??』
『古い家とかにおる可能性は高いわな。ここにおるのなんてまだ小さい方や。こんな大きいゴキブリおったりするからな』
まあね、私も目のあたりにせーへんかったらゴーなんてどっかしらにはおるんやからさ。
感覚的に共有したいと思った私がバカだったのね。
一応おったらアカン存在やからわざわざ薬撒きに来たんやろうし。
『あたい、久々に日本に帰りたく』
『ああもう!!!!ゴキブリの話はもういい!!!』
オチ言わせんかい!!
あまりにも誰も共感してくれへんかったから、久々こっちは日本が恋しくなっとんねん。
まあそんなこと、あんたらに関係ないもんな。
みんなが自分の世界で幸せやったらそれでいいわけやから。
私はマナちゃん思い出して懐かしんどいたらいい。。。
でもそんなこんなで本気で日本が恋しくなり、学生時代のバカ話が愛おしすぎて、仕事の終わりかけなんかは中島みゆきの糸を歌いながら半泣きになってたルーシーでした。
でも、これが気づきとなって、たわいもないバカ話も実は自分の癒しになってたんだなあと気づき、今の職場でも価値観違うし言ってること分からんからってスルーせず、自分のココロの赴くままに同僚たちとも接していこうと思った訳であります。
やっぱりゴキブリは強いなあ。。。