前回の日記はかな~り硬い内容でしたので、今回はもっと身近な違いについてです。

まず、幼稚園、小学校はお昼までが基本です。
それでもおやつと言うかお弁当は持っていきます。
ドイツは朝が早いせいか、朝食の時間も早いので、2度目の朝食と言っておやつを食べます。たいていサンドイッチとかフルーツですが、びっくりするのはピーマンやにんじんのスティックなんかを持ってく事もあること。子供がそんなもの食べてるシーンは日本ではちょっと考えられません。

両親が働いてる場合は学童保育が夕方まであります。でもこれも先生の都合で時々閉まるようで、働く母親泣かせです。

次のびっくりは学校では音楽や体育、図工等の授業が無い事。だからこっちの学校はたいていグラウンドがありません。それらは個人でクラブに入って活動するのが基本です。だからどんな町にも、音楽学校(塾みたいなもの)や各種スポーツチームがあります。

それから学校の父母会は夜開かれます。たいてい夜8時くらいから。なので父親の参加も多いとか。これはいいシステムですね。こっちは普段の夕ご飯はたいていkaltes Essen(冷たい食事)なのでお母さんはとってもラクチンです。

そして私的に最大のびっくりは Hitzefrei(暑気休み)でした。
暑さが厳しい日は学校が早く終わったりしまったりするそうです。一応11時の時点で室内の気温が25度を超えた場合と言う決まりはあるようですが。
会社やお役所でも適用する場合もあるとか。
寒い国なので暑さに対する外的対応が遅れているんですよね。
デパートにクーラーが入ったのもここ10年くらいのような気がします。(うちの会社も2年前にやっとクーラー付きました)

ちなみに昨日はアメリカンスクールが雪のため休校になったそうです。

それから日本でおなじみの清掃の時間などもありません。
学校外でやってるので部活動もありません。
図書室も無いんじゃないかな。

あっ、それからこちらの子供はみんな万年筆でノートを書きます。アルファベットを書くには万年筆が適しているんでしょうか?

そのせいか日本語を習い始めたドイツ人が「漢字を書くための筆がほしい」とよく来店します。別に鉛筆でいいじゃんと思うのですが、漢字のトメやハネを表現するには必要みたいです。確かにアルファベットにはトメハネ無いですね。

と話がそれてしまいましたが、思いつく範囲ではこんな感じです。
また何か思い出したら書きますね。

シニアさんからご質問があったドイツと日本の生活の違いについてせっかくなので日記に書いてみます。

シニアさんのご興味は教育システムの違いとの事。
子供がいないのでわかる範囲で基本的なことですが、こんな感じです。

大きな違いは小学校にあたるGrundschuleが4年生までである事。
ここで子供は将来何になるかをおおよそ決めなければなりません。
教えてgooに詳しい情報があったので、借りてきてみました。

引用ここから

ドイツ連邦で定められている義務教育期間は満6歳から満18歳までの12年間となっています。その具体的な内容については各州の学校法 Schulgesetz もしくは義務教育法Schulpflichtgesetz 等により規定されます。
通常は12年間のうち初めの9年間を学校義務教育期間とし、最後の3年間を職業義務教育期間として分割して規定します。
ベルリン市州のように学校義務教育期間を10年間と定めている州もあります。
ドイツの学校制度は3分割システムといわれ、義務教育のみを修了する者、実科学校を修了する者、ギムナジウムを修了する者に分かれます。

第一次教育 Primarbereich は基礎学校 Grundschule の1年から4年まで、4年修了時に進路が分かれます。(州により基礎学校が6年制であるところや第5学年と第6学年を進路決定のオリエンテーション段階としているところがあります。)
 
第二次教育I Sekundarbereich I から3コースにわかれます。
 
○本科学校 Hauptschule 第5学年または第7学年(上記参照)から第9学年までで義務教育のみを終わる者
第10学年まで進むことも可能で、第10学年修了者は実科学校卒業者と同様に職業専門学校に進むことができる
 
○実科学校 Realschule 第5学年(上記参照)から第10学年までを修了し中等教育修了資格 Mittlerer Bildungsabschluß(Mittlere Reife) を得る者
 
○ギムナジウム Gymnasium の5年から10年まで
 
第二次教育II この段階になると多くの可能性にわかれます。主なものは
ギムナジウム高学年 11年から13年(ザクセン州・テューリンゲン州およびザールラント州では12年 、ラインラント・プファルツ州では12年と半年間) アビトゥア試験(大学入学資格)を受験
専門上級学校 Fachoberschule を修了し専門大学入学資格を取得
職業専門学校 Berufsfachschule を修了し職業訓練修了資格を取得
 
第三次教育
総合大学 Universität
専門大学 Fachhochschule ほか
 男子の場合は満19歳で10ヶ月の兵役義務があります。

引用終わり


大学に行くためにはアビトゥーアという資格を取らなければなりません。
これはギムナジウムを卒業するか、総合学校(新しいシステムで13年一貫教育をする)を卒業するかしなければ受験資格が取れません。ちなみに13年生までにあたるので、日本の高校卒業資格では受けられないそうです。大学の教養課程一年分が必要とか。

大学には入試はありません。大学側が志望者の中からアビトゥーアの成績順に入学を認めるそうです。なのでアビトゥーアが不本意な成績だった場合、もう一回受けなおす事もあるとか。

なんだか長くなってしまったので、概要についてはこのくらいで。

まだ続きます。

2009年11月27日Mixi日記から。



星のStella-ノルデナウ


星のStella-ヴォルムバッハの教会



星のStella-祭壇


先週の日曜日は以前OWで記事にしたノルデナウに行ってきました。

ちょうど正午(日本時間夜8時)にシュトーレン(廃坑)に入ることができ、そこで20分間瞑想できたので、ノンヘミでルシアガーデンに行くことにしました。

足湯でみんなに会い、ハグしました。なんだか久しぶりにちゃんとガーデンにいけたような気がします。みんなとのハグに感動して涙が出ました。でもなぜか右目からだけ。その後もときおり思い出したように右目から涙がこぼれ続けました。

その後、美術館に行きmiyukiちゃんを探して、カフェで捕まえると手を引くようにして自分のブースへ連れて行きました。そして前回持って行ったボッティチェリの「ラ・プリマヴェーラ」を見てもらいました。なぜかとってもmiyukiちゃんにこの絵を見てほしかったのです。なぜでしょう。

後はよく覚えていませんが、ずっと胸に圧迫感を感じていました。PULでしょうか。相変わらず出た後もくらくらするくらいエネルギーの強いところです。

食事の後、ヴォルムバッハという村の教会へ。なんでもそこは「ドイツ波動健康法」という本で紹介されている磁場の集中した場所だとか。ナビのおかげで何とかたどり着けました。

小さな教会の内部は質素ですが、美しい祭壇がかざられています。
なぜか中に入り、中央の通路へ行くと体が振動しているような奇妙な感じがします。寒くて震えているのかと思いましたが、それとは少し違います。体の中というより表面の細胞が振動している感じです。一緒に行った友人は耳鳴りがするといっていました。

また、そこから少し行ったところには12の御堂が立ち並ぶ道が丘の上の小さな礼拝堂へと続いていて、その道に沿ってエネルギーが通っているとか。これも先の本に書いてあるそうです。

風の吹く中、山道を登ります。途中にはクリスマスツリーの苗木が一面に植えられのどかな景色です。小さなお堂はキリストが裁判で死刑の判決を受けてから、十字架を背負い、死刑となり、そして十字架から下ろされて墓に収められるまでのエピソードを描いています。この一つ一つのお堂の前もエネルギーが特に強いとか。うーん、よくわかりません。ただ確かにとても気持ちのいい場所です。

昔の人はやはり感覚が鋭かったのでしょうね。現代人が発明した機械でやっと計測して見つけることのできたエネルギーを、すでに熟知して教会やお堂をたてているんですから。

私もそういう自然のエネルギーをもっと感じられるようになりたいです。

写真は一枚目がノルデナウ。人々が向かっている小さい建物がシュトーレンの入り口です。

2枚目と3枚目はヴォルムバッハの教会と祭壇です。

この小旅行、エネルギーに当たりすぎたのか、帰りはぐったりとなってしまいました。