なんとなくでもご理解いただけたでしょうか?
今回は、その嚥下障害を治療していくにあたって課題とされてきた部分を解決しようと提案された「嚥下パスポート」について説明させていただきます😄
まず、病気を発症した患者様の一例をあげてみたいと思います。
脳梗塞発症
↓
急性期病院で「嚥下障害有り」と診断
↓
加療後、回復期病院に転院
↓
リハビリを受け、在宅や施設などの社会復帰
このように、ご病気をされた患者様の中には色々な経路を辿って(悪く言うとタライ回し状態)生活の場に戻られる方もいらっしゃいます。
その間にどういった事が起こるかというと、
「前の病院ではどんな食事をしていたの?😥」
「トロミが必要って書いてあるけど、どれくらいのトロミなら安全なの?😰」
「どうやって歯磨きしてあげたらいいの?😱」
などなどなどなど……
引き継ぎ不足から患者様の情報が正しく伝わらず、誤嚥のリスクが増大することが多く、せっかく元気になって家に帰ってきた患者様が誤嚥性肺炎を再発してまた病院へ😱というケースが後を絶ちません💦
この引き継ぎ不足の原因の1つとして、嚥下障害への対応(食形態の呼び名など)がそれぞれの環境で違っている事があげられます。
それらの違いを標準化して同じ対応ができるようにしよう!!
と提案されたのがこれ!!

皆さんお薬手帳はご存知ですよね。
この嚥下パスポートは、嚥下の「お薬手帳」みたいなものだと考えてもらえればイメージしやすいかと思います。
この嚥下パスポートには、食事条件(食事形態、姿勢、カロリーetc)や嚥下能力、毎日の食事の記録、口腔ケアの方法など、患者様の食事に関する詳細な情報が記されるようになっています。
これを患者様自身(または介護者)に所持してもらい、病院から病院、病院から施設、病院から在宅、またはそれらの逆といったようにめまぐるしく変わるそれぞれの環境で、その名の通り「パスポート」のように提示することで、患者様に安定した食事の提供と対応が可能に!!
……とまぁこんな感じでうまくいくかどうかは分かりませんが、とにかく今までの課題を解決する大きな第一歩になるのではないでしょうか😊
第1版1刷が2014年9月1日とまだまだ実用例はほとんどないような状態。
これから修正を重ねて、より洗練された高齢者の「健康へのパスポート」になってくれることに期待!!