第30回高校演劇サマーフェスティバル2日目 | NPO法人 日本学校演劇教育会

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(全国高等学校演劇協議会会長 平林正男さんなFacebook記事より)

第30回を迎える関東高校演劇サマーフェスティバルに行ってきました。ほんとは30回記念のエンディングイベントを行う予定で、前日リハーサルも行っていたそうなのですが、台風7号接近中のためそちらはやむを得ず中止。ただ、全9校(団体)の上演は無事終了しました。荒天の中だったのにもかかわらずたくさんのお客様が来場されていました。
じつはエンディングイベントでシアター1010さんに向けて感謝のご挨拶してね、と言われていたのが中止になったのですが、せっかく作りましたので以下に貼り付けてご挨拶にしますです。

「東京にはいくつか高校演劇の聖地と言える劇場がありましたが、お世話になったいくつもの劇場が閉館となったり建て替えとなったりしているいま、このシアター1010さんが東京の、関東の高校演劇にとっての一番の聖地となっています。
 私事になりますが、シアター1010さんが作られる前、北千住駅西口地区第一種市街地再開発の事業計画が本格化してきたころ、私は足立区内の高等学校で演劇部の顧問をしておりました。足立区に新しい劇場ができる、北千住の駅前にできる、という計画を聞き、当時お付き合いのあった区内の劇団関係者から声をかけられ、地域の演劇連盟を一緒に立ち上げて、地域に開かれた劇場としてほしい、という要望や話し合いを区役所に何度も持ちかけたことが懐かしく思い出されます。
 この、今年で第30回を迎える、関東高校演劇サマーフェスティバルについては、第12回の2006年・平成18年の頃からシアター1010さんにお世話になっている、と実行委員の先生に昨日伺いました。フェスティバル開設当初からの会場・劇場の継続が難しかったところ、この第12回以降はシアター1010さんに全面的なご協力をいただけることとなり、このたび、第30回の大きな節目の大会を開催することができました。また、第14回からは足立区の中学校演劇部の生徒たちも毎回出場する大会となり、地域に開かれた、足立区の中学生たちにとっての聖地、また関東の高校演劇の聖地としての歴史をこれまで刻んできてくださいました。ほんとうにありがとうございました。
 今後も、第40回、50回、そして100回と続く大会の継続に向けて、中高生の演劇文化の発展にお力を貸していただければと願っております。ありがとうございました。これからも引き続きどうぞよろしくお願いいたします」

シアター1010さん、今月21日からは、平田オリザさんが高校演劇部の日々を綴った『幕が上がる』を上演されるとのこと。高校演劇の応援、ほんとうにありがとうございます。
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