この間、心温まる出来事があった。
それはヘルパー先のお客様の癌が小さくなっていた事。
肺に1センチほどの癌が見つかり、医者に300万もかかるという高度の医療を勧められ、はっきりと断ったとおっしゃていた。
「自分の人生、自分で決める」と彼女の当時の意志は固かったと思う。
その時は
「いつもの○○さんでいれば、その明るさにびっくりして、いつのまにか腫瘍もどこかに消えていってしまいますよ」 と言って励ました。
無責任な言い方かもしれないが、そう言ってあげる事がこの方への一番の薬だと分かっていたから・・・。
時折、「もうこれ以上何も起きてほしくない」と弱音を吐く事もあり、そんな時は何も言えず、ただその心に寄り添う事くらいしかできなかった。
8月1日、運命の検査日。
腫瘍の影は薄くなり、訪問日には彼女の屈託ない笑顔を見る事ができた。
こういう事に立ち会えるのはほんとにうれしい。
プラスのエネルギーをおすそ分けして貰ってる気分だ。
色々な事を乗り越えてこられた方で、頭の手術、足腰維持の為の9キロの減量。
辛いリハビリも頑張られたと聞く。
若い頃は、子育てしながら、夫の少ない給料を補うために下宿を切り盛りし、その後はご両親の介護に奮闘。
今はがっちりとした体形だが、当時は余りの忙しさの為に、がりがりだったそうだ。
お年寄りにも色々な方がいる。
基本的に意志が強くみな頑固。
人見知りの私は、慣れるのに時間がかかったが、今では家族のような感覚。
それぞれが皆生きるのに一生懸命で、その健気さにとても惹かれる。
いくら強気な事を言っても、ほんとはとても弱い存在で、自分のこれから先の生き方を教えてくれる人生の大先輩。
お世話していると思っている自分が、ほんとは色々な形で力を頂いているのだと改めて感じさせられる事も多い。
お年寄りの持つ、逞しさ、穏やかさ、賢さをもっともっと吸収していきたい。
こんにちは。
毎日暑い日が続きますね。
身近で夏風邪を引かれたお年寄りがいて、とても苦しそうでした。
その方は自分の心配をするよりも、「風邪が移るといけないから」 と言って、新品の高価なマスクを下さり、私の体を気遣って下さいました。
お蔭様で元気です。
お互い体調には気を付けて、この夏を乗り切っていきたいですね。
写真は9月19日のお月見に合わせて、少し早めに飾っていただこうかと思い、今年も作ってみました。
お月見飾り作りも今年で3年目。
お年寄りの作業能力が落ちてきているので、今年はより簡素にし、集中力が発揮できるお団子作りだけ残しました。
昔の記憶を呼び起こしていただきたいと思います。
