みなさん　こんにちは

「七十二候（しちじゅうにこう）」とは、二十四節気の一気をさらに三分割した

７２の言葉で季節を表すもの

季節ごとの鳥や虫、植物、天候などの様子が時候の名前になっています

７月２２日から２６日は、二十四節気の大暑の初候「桐始結花」

春に開花した桐の花が大暑に入り、実を結ぶ頃

「キリ（桐）」は、中国原産のゴマノハグサ科キリ属の落葉高木

ノウゼンカズラ科に分類されることもあるといいます

日本へは古い時代に朝鮮を経て渡来

日本では北海道の南西部以南で植栽され、あるいは野生化して山地に自生します

樹高は８～１５ｍ。樹皮は淡い灰褐色をしています

葉は大形で幅広卵形で対生。葉には長い柄があり、葉の長さは３０ｃｍにもなります

時に３～５裂し、先は尖ります。表面には軟毛が密生し、触るとざらざらします

開花時期は５月～６月。葉の展開に先立って花を咲かせます

枝先に円錐花序を出し、淡紫色の花をたくさんつけます

花冠は長さ５ｃｍの筒形で、先は唇形に裂けます

卵形の実は１０月頃に熟し、２つに裂けて翼のある種子をたくさん飛び散らせます

材は軽くて柔らかく、色白で木目も美しいため、良質の木材として重宝され

箪笥、楽器、下駄などの材料とされてきました

古来より高貴な木とされ、家紋や紋章の意匠に取り入れられてきました

天皇家や日本政府、そして５００円硬貨でも桐が使われています

i.s

桐始結花（きりはじめてはなをむすぶ）