みなさん　こんにちは

今日、４月１２日の誕生花のひとつ、「杏の花」。春の季語

「アンズ（杏）」は中国北部が原産地のバラ科サクラ属の落葉高木

日本には奈良時代に伝えられたといわれ

万葉集にも「カラモモ（唐桃）」の名前で登場します

樹高は５～１０ｍ

ウメ（梅）と似ていますが、樹形が直立していることや

樹皮に縦の筋が入ること、また萼片が反り返ることなどで区別できるといいます

葉は幅広楕円形で、互生。葉先は短く尖り、縁には不揃いな鋸歯があります

開花時期は３月～４月。ちょうど、ウメ（梅）とサクラ（桜）の中間くらい

葉の展開に先立って花を咲かせます

花色は淡紅色で、花びらは５枚。花びらの形は丸い。萼は紅紫色で反り返ります

花言葉は「乙女のはにかみ」

淡紅の美しい花を、頬を染めて恥じらう乙女に例えたのが花言葉の由来だとか

結実期は６月ころ。俳句では、「杏」が夏の季語

実は直径３ｃｍの球形の核果で、黄橙色に熟します

果実はジャムや乾果物として食用にされます

英名の「アプリコット‘Apricot’」としても知られています

花の写真は２０２２年３月に川崎市緑化センターで撮ったもの

実の写真は２０２１年５月に末長熊野森緑地で撮ったもの

杏色の実を眺めていると、甘酸っぱい爽やかな味が口の中に広がるよう

i.s