花にまつわるちょっといい話②
「ダンディな父」
「百合かナンかの花束、買ってきてくれ」 早朝、89才の父から突然の電話。
仕事の帰りに花束を抱えて実家に寄ると、父はテレビのほうを向いたまま、
そっけなく「母さんにやってくれ」と言う。
「お誕生日おめでとう。これ、父さんから」
母の大好きなカサブランカの花束を目の前に置くと、
写真の中で微笑む母の頬が少し赤くなったようにみえた。
・・・妬けるなあ。母が天国へ旅立って8年。父は花のプレゼントを忘れない。
シャイでちょっと我がままで、そして相変わらずダンディな父がまぶしい。
千葉県 宮崎みちる さん
「花にまつわるちょっといい話」 平成20年度優秀賞
花にまつわるちょっといい話①
「記念日の花」
その日早めに仕事を終え花屋に向かった。
少ないこづかいで出来るだけの花をと意気込んで、
バラの花を10本買った。
持って帰るのが少し恥ずかしかった。家の近くまで来た時、
幼稚園児がおばあさんと一緒に歩いていた。
追い越した時、花を見たその子は「誰にあげるんだろう」と言い、
おばあさんは「奥さんか、恋人かねぇ」と言った。
その後二人で、「幸せだねぇ」と笑った。
見ただけで人を幸せにする花の力に脱帽した。
兵庫県 中谷啓二 さん
上記は、財団法人日本花普及センターが、「花っていいよね。キャンペーン」の一環として募集した、花のある暮らしの中に息づくショートストーリー「花にまつわるちょっといい話」の平成21年度の大賞作品です(*^o^*)
その他たくさんのいい話が載っていますので、是非HPを覗いてみて下さい
o(^▽^)o
思わず涙してしまうようなお話も(ノ_・。)
携帯で見られない方のために、時々紹介したいと思います(^~^)



