5月になりました。


相変わらず、朝は水まき、夕方からは耕す毎日が続いています。


ただ、

どうもバレたらしい。

上に。お偉いさん方に。


まぁ、いつかはバレると思っていたんだ。

だって、うちらが毎日ギャーギャー騒ぎながら耕している屋上庭園は

病棟からだけでなく、別棟の管理部からも丸見えだから(笑)


だから上司の「バレないように~」ってこと自体、どだい無理な話なのです。


そして、ある朝。上司より呼び出し。


「屋上庭園なんだけど。事務長がね、水まきやら草むしりやら、屋上庭園を管理してほしいって。」


どうやら話によると、本来は守衛さんの仕事ではあるんだけど、守衛さんも足腰がしんどいから、リハビリ科に、園芸部に、お願いしたい、と。


守衛さんがしんどいからって!なんじゃそりゃ。

しんどくて仕事ができないなら、できる人を雇うべきなのでは?

ってか、もともと立ち入ってなかったじゃないか!


そして、それに対して上司が言ったらしい言葉。

「いいですよ。あのコたち、趣味でやってますから。」


なーにー!?

趣味でこんなんやるかー!

趣味でやるなら、自分家の庭でやるわい!

なんでソコ、「患者さんのためにやってるんですよ」って言えないかなー。


上司の言葉にいちいち怒りを覚えながらも。


とりあえず、めでたく、屋上庭園は園芸部の管理下となりました。

第1弾の花壇が完成し、

患者さんを屋上庭園に連れ出す機会が、ぐんと増えました。


たったあれだけの花壇だけれど

「お花はきれいだねー」と喜んでいただける。


さて。

では第2弾を作ろうではないか。


とはいっても、花壇にするには、まず耕さなければいけない。

ずっと手入れがされていなかったために、雑草やら枯れた植物の根っこやらが至るところにはびこっている。


これは非常に重労働。

とてもじゃないけど2人では追いつかない。


ということで、同じく同期のヒサチン、ベーくん、それから1コ上の先輩に協力を要請したところ、

3人とも快諾してくれ、

さらに今年入った新人さんたちまで連れてきてくれました。


みんながクワやスコップを手にして、

春だというのに汗をダラダラ流しつつ。


本当にありがたや、です。

園芸部を始動させた翌日。


早速、許可を貰いに上司のところへ。


「屋上に花を植えたいのですが。患者さんも喜ぶと思うんです。」

「うーん・・・ま、ちょっとだけならいいよ。自然に生えてきたようにして、上にバレないようにね。」


と、なんとも煮え切らないお返事。


ん?

なんでバレちゃまずいんだ?

何か言われたら、それこそ体を張って守ってくれるのが上司じゃないのか!


と憤りを感じつつ。


とりあえず、許可は貰った!!



翌日、早朝。


私はホームセンターで買い込んだ花の苗と種、球根、腐葉土などを

わっせわっせと運び込み。


コメチンは病院の守衛さんに止められながらも、クワを持ち込み。


朝から土まみれになりながら、せっせと農作業。


そして・・・


くろの園芸部日誌-201107062208000.jpg

第1弾の花壇が完成!!


上司は「ちょっとだけなら」って「自然に生えてきたように」って、言ってたけど。

全然、ちょっとでもないし、自然でもない(笑)。


患者さんに見せたら、思っていた以上に患者さんたちは大喜び。


ああ、うれしい。

やってよかった。


「これから、どんどん花壇を広げていこう!」と

コメチンと熱く語ったのでした。


ちなみに、苗の他にも、ミニヒマワリ、オシロイバナなどの種をまいたので、

その子たちが芽を出すのが、楽しみです。


それは、今から3ヶ月前の4月のこと。


春の日差しがあたたかく、絶好のお散歩日和。

屋上庭園へ一緒にお散歩へ行った、ある患者さんの一言から始まった。


「いいお天気ねー。 でも・・・


 花も何もない庭だねぇ



確かに。

その庭の花壇には、固い根っこのような植物がはびこり、雑草が生い茂り、枯れた茶色い木が立っていた。


季節をまったく感じない庭。

外へ出ることを楽しみと思わない庭。


いかん。

こんなんじゃいかん。

こんなんじゃ、いかーん!


よし、私が花を植えちゃる!


早速、同期のコメチンに相談すると・・・


「私もそう思ってた!よし。花を植えましょう!庭を造りましょう!!」



そんなこんなで、園芸部結成キラキラとなったのです


とは言っても、2人とも土いじりなんてしたことのない全くの初心者。

どうなることやら。。。