灘高教師の木村達哉先生の提唱する英単語の覚え方です。
脳に何度も繰り返し情報を入れる、そのためには大量に繰り返すこと
いろいろな方法で情報を入れる、そのためには見るだけでなく、聞いて話すこと
が大切だということです。
木村達哉先生がユメタンという単語集を作ったときのことについての記事です。
https://toyokeizai.net/articles/-/14511
僕はこの単語集を作るときに、ある落ち着きのない脳科学者の本をたくさん読みました。彼の本には、「人間の脳は、記憶するために新情報が入ってくると旧情報を押し出す」と書いてありました。月曜日に1〜10、火曜日に11〜20、水曜日に21〜30と10個ずつというのは、まったく力のつかないやり方だということが判明したのです。
新情報が入ってくると旧情報が押し出される。だから旧情報をなんぼ覚えてもだめなんです。ただ、旧情報が“鉄板”になる条件があって、その覚えようとする情報が、個人のサバイバルにかかわるものだと脳が認識した場合は忘れないのだそうです。effort、dawn、supplyなんて単語はサバイバルにかかわるのでしょうか? 実は脳は何度も入ってくる情報に関しては、けっこう簡単にサバイバルに関係あると誤解してくれるのだそうです。「もしかしたら、こいつを忘れたら死ぬんじゃないか?」とね。
だから僕は、生徒にいつも「テストに出るから覚えなきゃなんて思ってやってもつまらない。脳をだますゲームだと思って何回も口に出してみろ」と言っているのです。
さらに、もうひとつ大事なことがあります。スリー・ウェーズとでも言いましょうか、3パターンで情報源にアクセスすることです。たとえば、電車の中で単語帳をガン見している高校生は目から見た情報しか入ってこない。これをもしCDで聞いたら耳、さらにその音声の後について自分で声に出したのであれば、+2で計3つになります。加えて紙に単語のスペルを書きつけたら4つになります! という感じで、アクセスを3つ以上にするのがポイントなんですって。
落ち着きのない脳科学者って、茂木健一郎さんのことでしょうか。
旧情報が”鉄板”になる、というのは、短期記憶を長期記憶として定着させることですね。何回繰り返しても覚えられなかった単語が、いつの間にか見たとたんに意味がしっくりわかる単語になっている瞬間があります。そうなると、そうそう簡単には忘れません。ゆっくりとは忘れていくのかもしれませんが、忘れないうちに見たり聞いたりする機会を持つことで維持できます。
サバイバルにかかわるものだと認識すると忘れない、繰り返しはいってくると脳が騙されるというのも面白いです。
脳をだますゲームだと思って、とにかく繰り返してみる、というのはなるほどです。
しかし、私の脳はわりとかしこいので、なかなか騙されてくれません。
長期記憶をつかさどる脳の側頭連合野は、見たり聞いたり触れたりする五感をつかさどる部位でもあるので、いろいろな方法で情報にアクセスすることは、長期記憶として定着させるためにも有効な方法なのでしょう。
隙間時間での勉強は、音を出して聴いたり、声を出して読めないときも多いので、サイレントで呟いてみたり、自分で例文を考えてみたりして、アクセスパターンを増やしてみます。また、遠慮なく音が出せるときには、大きな声をだして、ジェスチャーをしながら読み上げてみるとよいかもしれません。
そして、なにより数を繰り返すこと。覚えたものも含めて、すきまの時間をめいっぱい活用して。とにかく覚えまくります。
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10月29日 でる単 合計学習時間390分
でる度 A
完璧 137 ほぼ覚えた 80 うろ覚え 143 苦手 340