宇宙は地球上に存在する全ての鳥を守ってくれる | 縁側の田中さん・東京→NY→Hawai'iへ行く

縁側の田中さん・東京→NY→Hawai'iへ行く

ちっちゃな田中さんのちょっと変わった日常…?

2018年7月29日(日)



台風一過後の今朝。

世界中の国々とシェアしている
ひとつの太陽が今日も日本を、東京を
明るく照らしてくれています。

今頃ハワイは夕暮れ時
今頃ニューヨークは深夜

陽が昇る国があれば
陽が沈む国もあり
こうして太陽はいろんな国に住む人たちに
光と活力を与えてくれる、そんな存在です。



先日、26(木)の昼下がり。
ちょうど信号待ちをしていた車の中から

横断歩道あたりで家族の方々でしょうか、
空を見上げ、指を差して、
名前を呼んでいました。


すると今度は通りすがりの方々が
何事か、と見上げ心配そうに立ち止まります。


皆さんの視線の先には


電線に止まった小鳥がいました。



名前を呼んで
手を宙にかざし

必死で呼び戻そうとしています。


小鳥にはあってヒトにはない翼。



どうなるか気になるところでしたが
信号が変わり、その場を後にしました。









その後、あの小鳥は家族の元へ帰ったのかな。

それとも
鳥カゴから、家の窓から出て
何の制限のない宙を自由に飛んで
ひとまず羽ばたいて満足してから
自力でお家へ帰ったのかな。



鳥カゴ以上にもっと大きな舞台、
空へ飛んで行った小鳥の気持ちや意思は
地上から必死の思いで
手を差し伸べている家族には分かりません。


あの小鳥がひとまず空を飛ぶ自由を満喫して
お家に無事に帰ったことを願っています。



普通、信号待ちの際に
見れるような光景ではありませんが
ふと、ホノルル発成田行きのフライトで観た
WONDERの言葉が思い浮かびました。

"The Universe takes care of all of its birds"
(宇宙は地球上に存在する全ての鳥を守ってくれる)


主人公のAuggieは生まれつきの障害を理由に
自ら鳥カゴの中に閉じ込めることなく
10歳でホームスクーリングから
一般の学校へ行く決意をします。


Auggieは人間なので
身体に羽は備わっていないけれど


宇宙や理科が大好きなので登校する時も
宇宙飛行士のヘルメットを被ります。



"Sometimes I think my head is so big because it is so full of dreams." 
・・とAuggieは言います。

『時々、僕は思うんだ。僕には夢が沢山あって頭が異常に大きいんじゃないかってね。』


Auggieにとって制限のない空間、
自由や可能性を象徴する場所というのは
空よりもきっと、宇宙なのでしょう。


本当にこの映画は
私にとって久しぶりに心が揺さぶられた
深いメッセージ性のある映画でした。





最後に、
印象に残った言葉で締めたいと思います。

"No, no its not all random, if it really was all random, the universe would abandon us completely. And the universe doesn't. It takes care of its most fragile creations in ways we can't see."

『違う、違う。起こりうる全ての出来事はデタラメなんかじゃないんだ。もしデタラメだったら宇宙は完全に僕らをとっくに見捨ててるはず。けど宇宙は決して僕らを見放さない。僕たちの目には見えないけれど宇宙はいちばん脆く、繊細な存在を守ってくれるんだ。







7.29.2018