(写真はさう年のものではありません)      

        

宇治では、6月5日から6日未明にかけて、梵天と申し、神宿る神輿が担がれ、沿道では、明かりを消してお迎えする「県(あがた)祭」が行われます。

 

この祭は、暗闇の中で行われるため、別名「闇夜の奇祭」や「暗闇祭」「種貰い祭」等と呼ばれることがあるようです。

 

「種貰い祭」等の凄い別名で、   

    見知らぬ男女が暗闇の中で、雑魚寝などして梵天のお通りを待つ、

    そして生まれた子は、神の子として大切に育てられた。

等の民話が誕生と思いますが、現在は左様な風紀の乱れは完全にありません。

 

しかし、梵天様は気まぐれで、道中の所々で興奮されてか、「ぶん回し」等と云って暴れられるので、それがひとつの見どころや呼びものにもなっています。

 

なお、当日は、安産や良縁の神様、県神社を中心に、夜店や、見物人で賑わいますが、深夜に行われるため、交通手段の考えが必要です。