本日、自宅前で、買い物カートを押した独身独居婦人にお合いし、互いに挨拶を交わしましたが、その後、夫人はその場に佇立したままでした、

 

異常を感じた私は、近寄って事情を聴きますと、その方が申されるには、  

   「買物カートを押すと、歩けるが、立ち止まると、最初の一歩が出ない。

   少し間を置くと、又動き出すので、その時を待って停止している。」

との事でした。

 

だから、危険を感じ、家までといいましたが、其の方に拒否され、見送るだけに留めましたが、無事家に着かれました。

 

私は、車両等と交差する時は、早くから道端により、停止佇立して車をやり過ごしてから又歩行を始めます。

 

この婦人は、横着で道を譲らないのではなく、「始めの一歩」が出ず、道を譲れないとわかり、世には、人に見えないが、奇妙な病があると認識した一瞬でした。