愈々我家にある、思い出の月捲りカレンダーが、明日であと1枚となりました

 

その想い出とは、妻が入院で雑用が増え、日時の経過が早過ぎと感じ、カレンダーを捲らねばそれが止まるのでは、等との思いから、故意に捲らなかったものです。

 

そこへ、食べ物の差し入れに来た娘が、そのカレンダーを見て、「年は取りたくない、月日も忘れて」等と言いながら、残していた先月分を捲ってしまいました。

 

られ一枚には、妻の入院日や、少しですがメモも有る事から、「全く余計な事を」と思いましたが、私には、掃除等世話も掛けている引け目が有るので黙っていました。

 

妻が退院後、その件を話しますと、「よかった、居候はそこから始めよ」等と呟きましたが、同時に、「自分も愈々居候か」と自覚し、寂しい感じがしました。