「愛」は、それ自体とても素晴らしいものです、
人を慈しみ、夫を妻を愛し、家族を愛し、犬を愛し、友人を愛し・・・

そこに「区別」や「分け隔て」や「ひいき」がなければ、人は皆仏様のようになれるのかもしれません。しかし、凡夫である私たちは、他人の子より我が子が可愛く、他人の犬より我が家の愛犬を大事にするものです。


「愛」が煩悩のひとつでもあるのは、そこに愛ゆえの執着が生まれるからで、時にそれは大きな深い愛への障害にもなり得るのです。
愛欲や愛執となれば、それはいつしか「業」となります。もともと人を愛する清らかな心だったはずが、ねたみや苦しみにさいなまれることさえあります。

人を愛し、自分で育てた感情によって苦しむのですから、本当に困ったものですね。

けれど、それもまた、人間である私たちなのです。