心の縁側/人気ブログランキングへ←クリックをお願いします。

土曜日のことです。

東京・新宿線。
電車に乗り込んだ木蓮が中程で立っていると、ドアが閉まるギリギリに駆け込む青年がいました。
身体は無事でしたが,スポーツバッグが半分ほどの位置でドアに挟まったままです。
一生懸命引っ張っても無理のようです。

ドアのすぐ近くにいた小柄な女性が、ドアとドアの間に両手を入れて
ぐっと開くように引っ張りました。

大丈夫?手が挟まれないといいのだけれど。
立っている場所が中程で何もできず、ハラハラしながら見ていることしかできませんでした。
それを察知したのかもように、ドアがすっと両側に開きました。

ほっ。

声もなく見守っていた周囲に安堵の空気が流れました。
青年は小さく会釈をし、女性は目を軽く伏せ、ドアの外を眺めていました。

どこにでもある電車の風景。

見知らぬ同士でも

とっさに

助け合う

優しい気持ち。


同じ日に、大変な地震が起こってしまいました。

亡くなられた方々のご冥福を心より念じますとともに
「有り難き命」の御縁につながれた方々同士
そうした優しさを交しあっておられることと思います。

余震が早くおさまりますように。
心からお見舞い申し上げます。