川の水川の水は同じに見えて、いつも違う水です。人類も大きなひとつの川なのです。同じように見えて、そのなかで違う命が繰り返されているのです。ひとりひとりの命がつながって、大きな人類という川になっているのです。だから……ただひとりの命もかけがえがない。ただひとりの存在も欠けてしまってはつながらない。今、わたしたちは、その大きな川から命を借りているのです。やがてはまた川に還っていくことでしょう。だからこそ今がいとおしい。そう思うのです。