時代を超越「チャイニーズデモクラシー」by伊藤政則
ガンズアンドローゼスの17年振りの最新アルバム「チャイニーズデモクラシー」の制作費は約14億円とも言われているらしです。
ハリウッド映画並みの制作費と同等ですね。
私の尊敬するハードロック、ヘヴィメタル、音楽評論家のMASA ITOこと伊藤政則氏は解説でその通りと思った部分を抜粋します。
「GUNS N' ROSESだから、アクセル・ローズだから許されたとしか思えない、この天下御免の計画性の無さは、このバンドが内包する無尽蔵のエネルギーのスケールを物語っている。」
「『CHINESE DEMOCRACY』を聴いてまず最初に驚くのは、時代性を超越した音楽性だ。約14年間もスタジオで作業を続け、少なくとも噂になったプロデューサーは10人程度はいたはずである。しかし、不思議なことに楽曲のアレンジやその存在感は全く疲弊することなく、みしろ瑞々しく輝いており、まさに”時”を超えた生命力すら感じさせるのである。スタジオで時間をかければかけただけ磨き込まれて、楽曲が鮮度を失うというケースを我々は数多く目撃してきた。しかし、明らかに『CHINESE DEMOCRACY』は違う。そのことからもアクセル・ローズのある種の揺ぎない信念は見て取れるし、そこに確かに存在したであろう冷徹なまでの追及心のレベルの高さがよく判るのである。多様性がありながらもまとまりのあるアルバムは、決して過去の影をひきずってはいない。むしろ未来を語り続け、アーティストとしての自身の深化を、常に作品に投影させてきた結果が、この時代性の超越という奇跡を作り出したのである。」