日本では、あいかわらず、お受験戦争が白熱しているみたいですけど。

 

小さいうちから、机に向かって、何が学べるというんですかねぇ。。。。。。

親御さんも、「勉強ばかりで可哀想かしら、、、」とか、心うちは葛藤の日々なのかもしれないですけど。。。

なんで、こういう社会構成になっちゃってるんですかねぇ。。。

と、海外の大学に長く勤める私は思うのです。

 

なんだろうなぁ。

日本の大学の先生も、「小さいうちからお受験したって、何にもならない」って知ってる先生ばかりだと思うんですけど。

なのに、なんで、日本の大学は、「小さいうちからお受験しないと、入れない」っていう風になっちゃってるんですかね?

 

もちろんね、全く勉強しないで、大学に入れるようになったとしたら、それは困っちゃうわけなんですけど。

でも、小学生の頃から何時間も勉強して欲しいなんて、大学の先生、だれも思ってないと思うんですよね。

子供の頃は、子供の頃にしかできないことをして欲しい、って、絶対、真のアカデミアなら言うでしょう。

 

子供の頃から、「答えが一つと決まってる問題」しか解いてこないと、答えが一つ以上あることに対応できないわけですよ。

もしくは、答えがまだ、分かっていない問題とかね。つまり、研究とか。無理になっちゃう。発想が浮かばないんですよね。

そう、発想力。それが、欠けるんだろうなぁ。あと、情熱とかね。

 

イギリスでは、児童心理学とか脳科学とかの分野の研究が進んでいて、「子供のころに、自然の中で過ごした時間が、子供が大人になってからのレジリエンスに比例する」とか、「1日2時間以上、外で過ごすことが、子供の精神の安定に繋がる」とか、「子供のころに、どれだけ自然に触れたかで、脳の発達が著しく異なる」とか、データが、どんどこ、どんどこ、出されて、新聞やニュースで報道されるので、子供の将来に熱心なイギリス人の親は、「いかに、子供が外で過ごす時間を増やすか」ってことを大事にしてると思います。(これ、地域差もあるかもしれませんけど、私の周辺の、子供がいる人は、みんな、そんな感じです。)だから、そこそこお金持ってる親は、子供のために、ロンドン郊外に引っ越すわけです。日本でも、東京の郊外の、緑の多いところ、とかに引っ越しますよね。なのに、結局、夕方5時から8時まで塾、とか入れちゃう。それじゃ、何にもならない。


日本の理系だと、大学4年生で、卒業研究が必須なんですよね。

だから、子供の頃から、ずーーーーっと、「答えが一つと決まっている問題」の正解を答えることばかり訓練されてきた子は、ここで、ものすごく悩むわけなんですよね。答えが一つと決まっていないばかりか、「問題すら自分で考えなさい」って言われるので。で、教員側も、卒業させてあげようと、一生懸命導くわけなんですけど。(だから、先生方も、大変。)

でも、そこで無事に卒業しても、実社会に出たら、答えの無い問題ばかりが起きるわけですよね。それに、どう対応していくのか。みんな、すごく悩んで、鬱になっちゃったり。とくに、小さいころからお勉強ばっかりして来た子は、自然に触れる機会も少ないでしょうし、それだと大人になってからのレジリエンスが弱いという研究結果も出てますしね。会社にいけなくなっちゃったり、社会適応できなくなっちゃったり、そういう人、これから、どんどん増えちゃうんじゃないかと、ほんと、心底、懸念してます。

 

というわけで、日本のアカデミアも、そういう子供は求めていないんと思うんですけどねぇ。

いったい、お受験って、誰のためなんでしょうねぇ。。。。。