大百池公園に植えられているたくさんの桜
およそ330本といわれていて、
毎年早咲きの陽光桜から
遅咲きのウコン桜にいたるまで
長く楽しめる場所なのですが・・・
ずい幹が折れたり枯れるなどしてきましたね。
樹木が弱り始めると生えるという
ウメノキゴケの仲間も目立ちます。
深緑色の苔が盛り上がるように
もっこりと付いているのがサヤゴケです。
長い茎を伸ばしたアオギヌゴケ科の仲間のコケも
胞子をたくさん伸ばしていますね。
晩秋から2月まで胞子をまく苔と
春先から夏にかけて胞子をまく苔が
あるそうですが、こちらは冬型でしょうか。
さて、桜の木の苔を見ていたら、
古いゴム紐のようなモノがたくさん
ぶら下がっていましたよ。
つまんで伸ばして見ると
びよ~んと少しだけ伸びる
不思議なモノでした。
※虫が苦手な方はこのへんで。
ヒモミノガという、まだ学名がない未記載種の
ミノムシの仲間だそうです。
追記:中に幼虫が入っているらしい。
糸と樹枝で紐の袋状のミノを編んで
越冬してさなぎになり6月くらいに成虫になり
ミノから出てくるようです。
お腹がすいたら樹木の地衣類を食べるとか。
あらら・・・お食事と寝るところがあるんですね。
中を覗いてみたいけれど、辞めときます。
這う虫は苦手なので。
でも、やっぱり桜の木は弱っているんでしょうね。