日経テクノロジーOn line(2015/08/26 00:00)
「大企業と下請け、「上から目線」の思考から脱却」
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20150811/431785/


 変化が早い近年の消費者動向の中で、これまでの大企業と下請けの関係は変わりつつある中で、オープンイノベーションなどで、下請けではなく対等な関係になり得る可能性がある。

 本記事、僕の解釈を要約して述べるとすると、こんなイメージですが、、、
これまで日本の製造業が培ってきた構造や習慣・風土は、良くも悪くもこんな簡単なものではないのではないか? と、どうしても違和感があります。


 記事では幾つかの成功事例をもって話しの流れを構成していますが、その実現に不可欠な要素が外されている気がするのです。
 それは理論では解決できない感情の構成要素。
 記事では論点がずれるので、記載しなかっただけでしょうけど(笑)
日本の製造業界に染み込んでいるものは、『信頼』は『依存』にもなり得、『絆』は『確執』にもなり得るように、理論ではなく、感情で形成されている要素の方が支配的であるように思います。
 だからこそ、僕の経験から鑑みると、どうしても外せない。

 確かにオープンイノベーションは、ひとつの可能性として有効な道のひとつであることは間違いありません。
 さらに、それを実現するためには、企業間、担当者間で、互いの想いを明確に汲み取って連携をとり、絶対にやり切るという強い意志を持って、理論では語れない壁を超える必要があるはずです。


 僕が主宰する活動の中でも、企業コラボレーションによる新しい製品開発のカタチを模索しています。自分がその難しさを的確に理解していなかったり、単純な実力不足で、なかなか実現することが出来ませんし、その本質を未だ掴めずにいます。
 しかしその分、実際の経験を通じて、本当の意味での難しさを少しずつ理解し、実現に向けて僅かずつでも前進していることを感じています。

 今はまだ、この違和感の本質を論理的に説明することが出来ないのですが、、、
いつか、「この記事に足りないと感じた違和感はこれだ!」と指摘できるような知見を見つけ、伝えられるようになりたいと思います;

KEN