日経テクノロジーOn line(2015/04/27 00:00 更新)
「“当たり前”に疑問を持つ、そこに先んじるヒントがある」
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20150423/415780/
日本にいると低迷しているように思えるが、半導体市場は成長市場である。
専門から少々遠いこともあり、僕は低迷しているとばかり思っていたひとり;
堅調な成長の中で、半導体分野の日本企業が苦戦してしまった一要因が記事としてあるのかも知れませんが、、、
これは、どんな分野においても技術者が捉われがちな問題点、裏返せば課題を克服するための視点をこの記事は訴求していると感じました。
フォーカスされているのは、アナログ半導体大手の米Linear Technology社の強さの源。
「誰もやったことがないことへの挑戦」
「長期的な視点での製品企画」
記事では、この2点をぶれずに進めていることで強さの秘訣であると述べています。
この2点を実践する上では徹底した『顧客志向』に基づき、いち早くニーズへの対応を図ることが不可欠であると述べると共に、業界の『当たり前』に対して逆転の発想を得ていく過程が、具体的な事例で示されています。
技術的な内容なのでとっつきにくい感はありますが、興味のある方は是非読んでみてください。
『当たり前』という言葉は、技術分野ではよくみかける言葉ですが、同じ言葉でも場合によって2種類の『当たり前』が使い分けられていると思います。
今回の記事のように、
実績や経験に基づいて、長い期間をかけて形作られてきた標準的な構造に対して『この業界で働くなら当然知っていることや構造』のようなものも『当たり前』のひとつ。
これって、業界では『当たり前』であっても、異業界からみたら『当たり前』では無かったりもして。
幅広い視点に立った場合、実はイノベーションの発想に繋がる場合もあったりします。
もう一つは、僕が昔から事あるごとに言い聞かされてきた言葉で、
『原理原則に基づいて論理的に考えることは当たり前』という使い方です。
どんな事柄であっても、原理原則に基づいて見直すことによって、課題克服のカタチを見出すことができるという考え方。
この考え方、捉え方を『当たり前』と表現しています。
「当たり前のことを当たり前のように実行する。
その結果、今まで当たり前と思っていたことが、当たり前では無いことが発見できる。」
2つの当たり前を足し合わせるとこんな文になるのかと・・・
分かりづらいですね(笑)
KEN