MONOist (2015年01月05日 14時00分 更新)
「東京オートサロン2015:
軽スポーツ「コペン」をサードパーティーがデザイン、待望の丸目もお目見え 」
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1501/05/news054.html
もっぱら環境性能がトレンドとなっている自動車業界ですが、一部の車種では環境だけではない新しい付加価値への挑戦が見られます。
新しくなったダイハツの軽スポーツ「コペン」もそんな付加価値への挑戦が見られる車種。
その価値とは・・・
『樹脂外板関連の設計データを、アフターパーツメーカーのみならず一般ユーザーにも提供』していること。
一般の方々にとっては、大したことがないように思えるかも知れませんが(笑)
90年代ブームに乗って自動車をいじりまくっていた僕としては、スポーツタイプの自動車で設計データを公開してもらえることは大変魅力的な価値であったりします。
というのも・・・
、一般のユーザーがオリジナルのアフターパーツを製作しようとすると、まず何をするか?
造ったパーツがきちんと自分の車に装着できるように、取り付け位置とその形状を計測します。そして、計測した寸法や形状を使って、オリジナルのパーツを考え、形にしていく。
が、個人オーナーレベルでは、この計測したデータというのが意外と怪しい。
理由はふたつ。
ひとつ目は、計測設備がちゃちいこと。
自動車の外装の取り付け寸法ともなると、正確に計測するためには大型の3次元計測器が欲しい所ですが、個人ユーザーが計測に使えるのはメジャーくらい。
当然、計測した数値はアバウトになってしまいます。
ふたつ目は、製品にはそれぞれ個体差があるということ。
全ての製品は、図面の寸法通りにつくられているわけではなく、少しずつばらついています。また、オリジナルでつくるパーツも必ずしも設計通りにつくれるわけではなく、少しずつばらつきます。ちょっとずつばらついたものとばらついたものを合わせると、結構ずれてしまったりする。
自動車を生産するときは、このバラツキを加味して組立てできるように設計しているのですが、パーツのみをつくろうとすると難しくなる。
結局、実際の車両に合わせて、部分的に削ったりする羽目になるのです。
ですが、新型のコペンでは設計データを提供してもらえる。
「自分でオリジナルパーツを制作して、個性を演出したい!」という人にとっては、大変嬉しい価値なのです。
完成品の強度性能や、若干のずれをどのように吸収できるかという課題はあるものの、流行りの3Dプリンタを活用すれば、個人でも簡単にカスタマイズパーツを製作できそう。。。
なんだかワクワクします。
そこで、どこまでの設計データが提供してもらえるのか?
知りたかったのですが、オーナーにならないといけないのかな・・・確認できませんでした;
とはいえ、価値の影響なのかどうかは定かではありませんが、
東京オートサロン2015では、カスタマイズされたコペンがたくさん展示されていた模様。
これを参考として、個人で自分だけのカスタマイズをする人が増えたら・・・
自動車を新しい楽しみ方ができたと考えても良いのではないでしょうか。
今後のユーザーの動きに期待です。
KEN
「東京オートサロン2015:
軽スポーツ「コペン」をサードパーティーがデザイン、待望の丸目もお目見え 」
http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1501/05/news054.html
もっぱら環境性能がトレンドとなっている自動車業界ですが、一部の車種では環境だけではない新しい付加価値への挑戦が見られます。
新しくなったダイハツの軽スポーツ「コペン」もそんな付加価値への挑戦が見られる車種。
その価値とは・・・
『樹脂外板関連の設計データを、アフターパーツメーカーのみならず一般ユーザーにも提供』していること。
一般の方々にとっては、大したことがないように思えるかも知れませんが(笑)
90年代ブームに乗って自動車をいじりまくっていた僕としては、スポーツタイプの自動車で設計データを公開してもらえることは大変魅力的な価値であったりします。
というのも・・・
、一般のユーザーがオリジナルのアフターパーツを製作しようとすると、まず何をするか?
造ったパーツがきちんと自分の車に装着できるように、取り付け位置とその形状を計測します。そして、計測した寸法や形状を使って、オリジナルのパーツを考え、形にしていく。
が、個人オーナーレベルでは、この計測したデータというのが意外と怪しい。
理由はふたつ。
ひとつ目は、計測設備がちゃちいこと。
自動車の外装の取り付け寸法ともなると、正確に計測するためには大型の3次元計測器が欲しい所ですが、個人ユーザーが計測に使えるのはメジャーくらい。
当然、計測した数値はアバウトになってしまいます。
ふたつ目は、製品にはそれぞれ個体差があるということ。
全ての製品は、図面の寸法通りにつくられているわけではなく、少しずつばらついています。また、オリジナルでつくるパーツも必ずしも設計通りにつくれるわけではなく、少しずつばらつきます。ちょっとずつばらついたものとばらついたものを合わせると、結構ずれてしまったりする。
自動車を生産するときは、このバラツキを加味して組立てできるように設計しているのですが、パーツのみをつくろうとすると難しくなる。
結局、実際の車両に合わせて、部分的に削ったりする羽目になるのです。
ですが、新型のコペンでは設計データを提供してもらえる。
「自分でオリジナルパーツを制作して、個性を演出したい!」という人にとっては、大変嬉しい価値なのです。
完成品の強度性能や、若干のずれをどのように吸収できるかという課題はあるものの、流行りの3Dプリンタを活用すれば、個人でも簡単にカスタマイズパーツを製作できそう。。。
なんだかワクワクします。
そこで、どこまでの設計データが提供してもらえるのか?
知りたかったのですが、オーナーにならないといけないのかな・・・確認できませんでした;
とはいえ、価値の影響なのかどうかは定かではありませんが、
東京オートサロン2015では、カスタマイズされたコペンがたくさん展示されていた模様。
これを参考として、個人で自分だけのカスタマイズをする人が増えたら・・・
自動車を新しい楽しみ方ができたと考えても良いのではないでしょうか。
今後のユーザーの動きに期待です。
KEN