年末年始は 「ものづくりプロジェクト」の活動を精力的に進めてました!
実施した内容は、ふたつ。
○ プロジェクトの仕組みをしっかり練り直すこと。
このプロジェクトは様々な人の参加することになりますが、、、
誰が、どこに参加できるのか? 自分の役割はどこにあるのか?そしてメリットは?
これらを明確にして、参加する方々が分かりやすい体制を検討しました。
また、開発では、さまざまなプロセスや会議体がありますが、その目的や役割が
あいまいにならないように、しっかりと定義しました。
○ プロジェクトで実際に開発する製品を決めること。
プロジェクトで何を造るか?
初めての開発となりますから、プロジェクトの実現性や有効性を確認できるような
製品が望ましいのですが・・・
これまで開発したいと考えていたのは、「ビジネスキャリーバッグ」。
そのままで良いのか?それとも別の製品の方が良いのか?
きちんと検討し直しました。
開発製品の選択は、発想の手法を用いてしっかり再検討を実施しましたので、、、
「何をつくるか?」の検討について少し詳しく紹介したいと思います。
開発する製品は、世の中にないような「新しいもの」に限らず、何らかの付加価値を持つ
必要があるので、アイディアの発想が必要になります。
適切な製品を「発想」することができないと、消費者が魅力に感じる付加価値が不足したり、
逆に技術が追い付かず開発に時間がかかり過ぎたりしてしまいます。
このようなアイディアを発想し、内容を決定する手法にはさまざまな方法が考案されています。
アイディア発想の方法は、大きく分けてブレインストーミングのような「発想の技法」と
KJ法のような「整理の技法」に分かれます。
「発想の技法」でたくさんのアイディアを出して、「整理の技法」で適切なものに絞り込む。
という流れですね。
ものづくりの製品開発の場合、制約なしにアイディアを出していくブレインストーミングのような
方法を用いるとアイディアが広がり過ぎて、開発できない方向へ行く可能性があります。
そこで今回の検討では、「キーワード」を設定して、そこから連想ゲームのようにアイディアを
発想していく方法を用いました♪
その結果・・・
強みを活かすという意味で、「ビジネスキャリーバッグ」は適切なのですが、、、
初めての試みとして、プロジェクトの実現性や有効性を確認するには、技術的難易度が高いと
いう結論に至りました...orz
ビジネスキャリーバッグは、「ハンドル」「キャスター」「ロック」など要素技術を必要とする
部品が多く、0からスタートをするにはこれらの技術をきちんと積み上げていかなければならないので
開発期間が長くなってしまうのです。
プロジェクトの初めての試みとしては、難課題を克服して付加価値を創造する実績も積みたい
ところですが、課題を絞り込んで短期間で開発を完了させることも重要。
ビジネスキャリーバッグは後者の点で適切では無かったということですね。。。
では何をつくるか?
・・・困ったところで救いの神が舞い降りるのですが、それはまた今度に(笑
KEN
「技術屋だからできるモノづくりをやってみよう!」
技術屋としてスキルをものづくりに活かすために。
次代のものづくりを担う技術者として「技術屋」を目指すために。
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