今一度、ものづくりプロジェクトを見直しています。

 というのも、10/27に開催したキックオフ会では、
報告した製品構想に対して熱い意見交換が飛び交い・・・
今回は、次のフェーズへは進まずに、もう一度、製品の目的や前提条件を検討しよう!

 という結果になったからです。

 説明者の準備不足、説明不足というのもあったのですが・・・
「開発次フェーズへの移行ならず。」
という、本来の開発会議としては、「痛い結果」となりました。

 でもKENはそれほど落ち込んではいないのですよ(笑
 今回のキックオフ会が、実際に「ものづくりの開発会議で実際にありそうな場面」と
なっていたからです。

 そもそも「技術屋のものづくりプロジェクト」は、
製品開発を実際に実施・公開することで、開発で活用される手法やノウハウを、、、
「知ることができる」「経験することもできる」
ことが実施したくて、はじめたプロジェクト。

 例題などを活用して体系的に学ぶ場ではなく、具体的な実題に取り組むことで体感する。

ことが大事だと考えているのですね。

 参加者が、このプロジェクトに共感してくださって、より具体的に取り組む
きっかけになったという点では、キックオフ会は大成功だったと思います~。

 運営側の不備、不慣れが逆に功を奏した形ですね。
(とはいうものの、運営は十分に反省して、次へ活かさなければなりませんが、、、)
 


 という状況ですが、、、

 会の中で、「このプロジェクトはどのくらい本気でやるのか?」
という質問を参加者から問われました。

 ものづくりで、製品を消費者に送り出すには、

「デマンド」・・・市場のニーズを調査したり、逆にニーズを産み出す
「エンジニアリング」・・・ニーズに合致した製品を造りだす
「サプライ」・・・製品に必要な材料、部品を仕入れたり、完成品を消費者に届ける

の3つで構成されるのです。
 今回のプロジェクトは、「エンジニアリング」に注力することは決まってますが、
切っても切れない「デマンド」と「サプライ」を、どこまで反映させるかが
明確ではないので、、、
 確かに「本気度」は分かりにくい。。。

 具体的に言えば、製品を「いくつつくるか?」によって、原価や利益は決まるのですが
それは、一般消費者向けなのかニッチを狙うのかで、大きく変わります。

 「いくつつくるか?」によって、「つくり方」もまた大きく変わりますから、
「例題ではなく実題」として、ものづくりを経験するには、ちゃんと決めないといけない。


 開発の背景を、明確に定義すること。

 設計は、背景次第で構造が変化する「答えのない」作業ですから、
「本気度」をもっともっと厳密に定義することが必要だなぁ。。。と感じました。


 さあっ、仕切り直しに向けて、じっくり考えてみよう~♪

KEN

「技術屋だからできるモノづくりをやってみよう!」
技術屋としてスキルをものづくりに活かすために。
次代のものづくりを担う技術者として「技術屋」を目指すために。
http://gijutsuya.net/