技術者って縄張り意識の強い生き物・・・かどうかは分かりませんが(笑





 自分の専門分野を深く掘り下げていく欲求は高いのですが、


その専門分野を少しでも外れると、とたんに興味を無くしてしまう習性があるように思います。





だから、専門分野以外はまったくの素人。


そんなことがよくあるのです。








 先日ある方に、数年後の技術界についての意見をうかがった時、





「これから技術の世界は、専門分野と専門分野の境界はどんどん薄れていくよ。


 だからこそ、さまざまな専門分野に興味を持ち、その専門家と知りあっていかなくてはならない。」





そんな話をしていただきました。








 その話を聞いて、なるほどなあ。。。と思ったのです。





 現在、技術の世界はドンドン深みを増していて、無数の専門分野が存在すると言っても


過言ではないと思うんです。





 しかも、どの分野も技術の奥は深く、技術者がじっくり取り組むような内容ばかり。





だから、ようやくひとつの専門技術を習得し、幅を持たせようとしても、どれも奥が深くて大変(汗





複数の専門分野を持つ事は至難の業なのです。



 僕もそれなりに 「技術の幅」 を持たせることに注力しながら取り組んでいますが、


それでも、広大な技術の世界から見たら、ほんの一部。





 とてもとても自分ひとりで、広大な技術の幅を持つ事が困難なことは判明しております。











 対して世の中では、ひとつの製品の中に数多くの専門技術を組み合わせなければ


成立しないものが、どんどん増えています。





 今時の製品は、、、機械製品なのか、電気製品なのか、IT製品なのか、


区別の付かないようなものが、どんどん溢れて来ていますものね(笑





そうやって、製品自体には、技術の境界が消失していくんですねぇ(しみじみ








 そんな製品たちを、統括してマネージメント出来る技術者になるためには、、、





数多くの専門分野に対する苦手意識を取り払い、知識を吸収していくこと。


そして、たくさんある専門分野の技術者とつながって、深い知識を多くの技術者で共有すること。





ではないかなあ。と、その方の言葉を聞いて思ったんです。





 自分の専門外の技術っていうのは、まるで外国語。





これからの技術者っていうのは、例えつたないしゃべり方であっても、


さまざまな外国(専門分野)に出掛けていって、


その国の言葉(専門用語)をしゃべれるコミュニケーターになる必要が・・・

あるのかも知れませんね。





KEN





「技術で生きる自分の未来をプロデュース」

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