有限要素法では、「外力や物体力が節点にしかかけられない。」という約束があります。
そのため、 実機の評価では要素の中間部に荷重が入力している状態でも、
有限要素法の計算モデルでは、節点に荷重を入力して、同じ入力状態を模擬しなくてはいけません。
このように、実際の入力状況を、節点への入力で表現する事を、
「等価節点力の導入」って言います。
って、言葉で説明すると大体ほとんどの人が理解したような顔をしてくれます。
が、、、実際の計算モデルへの入力に活用すると、とたんにその理解度があらわに(笑
CAE解析の荷重入力では、部品の境界部に入力する場合や不等ピッチのメッシュに入力する場合、
この「等価節点力」が導入されている事に注意しなければならないのです。
頭で内容を理解するのと、実用するのでは大きな差があるってことなのでしょうね。
先日、質問を受けた方は、この等価節点力の考え方を実用できておらず、、、
妥当な計算結果が得られていませんでした~。
しかも、これを妥当な結果にするために、、、
実験結果と計算結果で、評価値が一致するような別の小細工が・・・
これをノウハウと呼んでしまえばそれまでなんですが(笑
どこかで整合が取れなくなってしまうはず。
・・・きちんとした知識を使って、適切なモデル化をしておきたいですね。
KEN
