「小さく打てば小さく響き、大きく打てば大きく響く」
坂本龍馬が西郷吉之助(のちの西郷隆盛)と会った後、西郷の人物評として語った有名な言葉。
その何とも洒落た表現が、好きなんです。
少々抽象的な表現なので、解釈は人それぞれなのかも知れませんが・・・
KENがこの言葉から興味を感じる事は、一般の人とはちょっと違うかも、、、(汗
それは、人物を評するには「打つ人」と「響く人」の二人がいてはじめてできる。ということなんです。
この言葉を語った時の龍馬は、それまでの経験に加え、
勝海舟を師として、さらなる知識と経験をもっと大きく成長したあと。
相手に対して、小さく打つ事も大きく打つ事も出来たからこその言葉なのでしょうね。
対する西郷吉之助も、薩摩藩主、島津斉彬に見出された後、紆余曲折を経て頭角を見せたころ。
相手次第では、大きく響く事が出来る人物であったということでしょう。
この二人が揃ったからこそ生まれた「名言」なのだという所が、大いに関心を抱くのです。
これを自分たちの普段の出会いとして、置き換えていくと・・・
実に難しい。 と感じます。
普通は、小さく打って大きく響くなんてことは無いでしょうから(笑
大きく打っても、小さくしか響いてくれなかったり、、、
大きく響く人間であっても、小さくしか打たれなかったり、、、
打つ側、響く側の人間の大きさが揃わず、そんなことが蔓延しているのかも知れません。
特に機械技術者の業界、、、
打つ側も響く側も萎縮してしまって、小さくなっていると感じるのは気のせいでしょうか?
さてさて、、、自分自身も切磋琢磨。
打つ側に立てば大きく打つことができ、響く側に立てば大きく響く事が出来るよう、
自分を鍛えていきたいですね~。
KEN
