子どもたちの理系離れが指摘されて久しいですが・・・
CAE解析者では、極度な「現物離れ」が進んでいると思うのです。
コンピュータ画面に映されるバーチャルな試験は見るものの、
実物を見た事が無い。評価試験を見た事が無い。
「ものづくり」の仕事に就きながら「もの」を見た事がない技術者たち。
「商品開発は産みの苦しみ。
苦しんだ分だけ、愛着の湧く良いモノが誕生するんだよ。
だから、もう少しで完成。ここが正念場だからガンバロウ。」
僕が若手の頃は、そんな言葉をかける年配技術者がいて、
実物評価と構造解析。その間を行ったり来たりしながら、経験を積めたのですが・・・
IT技術は確実に「ものづくり」の心を削いでいる気がします。
新しい便利な技術を活用しつつ、古きものづくりのやりがいを受け継ぐ。
そんな融合は出来ないのでしょうか?
技術屋ねっとワークスの参加者たちにも、
実物のものづくりの、苦労と喜びを伝えられたら・・・と思っています。
ご協力頂ける製造業の方がいましたら、ぜひご連絡下さいませ<(_ _)>
KEN

