先日、訪問させて頂いた企業での事で、かなり驚いたので記事にしてみます。
そのクライアントさんは、製造業にありがちな「ド」田舎にあります~。
駅からも遠いので、訪問する時は、仕方が無くタクシーを使いましたっ![]()
で、、、打合せが終了したのは、18時半を過ぎた頃。
帰りのタクシーを呼ぼうかと思っていた時、クライアントさんから、、、
「 帰りは弊社のシャトルバスで、駅まで行かれてはいかがでしょう?
社員と一緒になりますが、タダですよ♪ 」
と、ありがたいご提案。
早速、その会社さんのバス発着場から、専用の通勤バスに乗り込みました![]()
運転手さんに、
「お願いしまーす!!」
「はい、ど~ぞ~。」
なんてやりとりをしながら、バスに乗り込みました。
大荷物のKENが、えっちらおっちら乗り込んで、
「ふう~。」
とようやく落ち着く。
辺りを見渡せば、車内の席はほぼ満席。
同じような黒いスーツを着ている技術者が、ビシッと席を埋め尽くしています。
でも、、、
「 し~ん。 」
としているんです。
誰もしゃべらないし、誰も目立った動きはしません。
みんな、ちょっと下を向いた同じ姿勢で、周りの誰の動きにも無反応なんです。
よくよく見ると、携帯を操作しているのです。
バスに乗車している全員がですよ~![]()
バスが動いている道中も、ず~っと同じ状態。
駅へ到着してからも、、、
誰も話さず、誰にも視線を配らず、半分は携帯を見つめながら、降車していました。
で、降車する時に運転手さんへ
「ありがとうございました~♪」
「お疲れ様~♪」
なんて挨拶したのは、KENだけでした(笑
何が悪いとかいう訳ではないのですが、、、なんとも息苦しい空間でした~。
従順でおとなしいけれど、、、みんな同じような服装で個性が失われているし、
完全に自分の世界にこもってしまって、外界との接触を断ってしまっている技術者たち。
彼らは一体、どんな製品を世の中へ送り出してくるのだろうか?
思わず、言葉にならない危機感と喪失感を感じてしまいました![]()
が、KENが開催する勉強会と、交流会。
いつも会場で先に待機しているKENですが、、、
「 おはよーございまーすっ!!!
あれっ? オレが一番乗りっすか~? 」
なんて元気な声で入室してきた参加者を見て、ちょっとだけ救われた気がしました![]()
KEN
