「ものづくり」と「ひとづくり」を応援する技術屋、KENです。
関東エリアでの勉強会も終わったばかりですが、、、
関西エリアでの勉強会を今週末に控えて、またまた資料作成に励んでいます~。
今回、関西での勉強会は、曲げを受ける梁の演習課題に対して、解答事例の説明から始めます![]()
解答事例って書いたのは・・・KENの課題では、答えは一通りではないからです。
KENが、ものづくりの製品開発をしていく経験で理解したのは、
「 製品設計には、これだ!!っていう答えなんか無い。」
ってことです。
例えば、、、
「4+6=」
って問題を出されたら、答えは10になりますよね?
でも製品設計の問題は、目標値を決めてから、それが達成する構造を考えていく。
すなわち、
「足したら10になるような数字の組み合わせを考えましょう。」
っていうのが、設計の問題だと思うんです。
これだと、「4+6」や「5+5」も答えだし、「1+1+1+1+1+1+1+1+1+1」だって答えですよね![]()
だから、「何故、この組み合わせを選んだのか?」という意見を述べることが大切になるんです。
当然、式は短い方がいい。って考えれば、2つの数字の組み合わせが良いし、
出てくる数字の種類が少ない方が良い。って考えれば、
「5+5」が理想形になったりします。
このように、どう考えるかで答えは変わっていくからこそ、
カイゼンに次ぐカイゼンで、製品は進化していくんですよねえ。
しかし、セミナーや勉強会で、課題などをやってもらうと・・・
参加者は、明確な「答え」を求めます。
特に、学校を出たばかりの若手さんは、とかく模範解答を欲しがるんです。
これって学校教育に問題があるのかも~![]()
KENは、ここに気を付けて、演習課題は作成することを心がけています。
業界が変われば、考え方も変わったりしますから、色とりどりの答えが現れてくる。
どれも考え方次第で、正しい答えだったりします。
(但し、計算間違いってのは、ダメなんですけどね
)
だからこそ、製品を設計することは面白い。
だからこそ、みんなでワイワイ議論しながら課題に取り組むことは面白い。
多くの視点と学び、製品設計の面白さを学ぶことが出来るからです~♪
そして、自分の考えを周囲に分かりやすく説明し、如何に自分の答えが、ユニークであるか?
そんな解説まで出来ちゃうことを目指す勉強会。
CAE解析に限らず、現代の技術者には求められる能力では無いかなあ。
と思っています~。
そして、今日も問題作成に悩む悩む悩む。。。
実は、課題の内容を考えるKENが、誰よりも一番、柔らか頭をつくる訓練を受けているのかも~(笑
KEN
