前略として・・・。
森なんかで、非常におこがましいのですが、「現代狂言」とは?
を書かせていただきます。
これを機に、お1人でも多く、「現代狂言」を知っていただければ幸いです。
「現代狂言」は平成18年6月に、「国立能楽堂」にて旗揚げ公演を行いました。
座長は、南原清隆さん。
狂言指導は、野村万蔵先生です。
エネルギーは旗揚げ公演から参加させていただきました。
それまで、森は「狂言」といえば「空中モトヤチョップ」くらいしか認識がなく。
予習で見させていただいた「狂言」も、
昔の言葉、昔の言い回し、故に何を言っているのか、さっぱりわからず、「狂言の迷宮」に迷い込んでいました。
最初は皆さん、そうだと思います。
南原座長の言葉をお借りすれば、
「狂言とコントが結婚したら」のコンセプトの元、創られている舞台。
これが1年目のパンフレットです。
「現代狂言」のフォーマットは
まず「古典狂言」(1年目は「萩大名」)
そして、この、「古典狂言」を「現代の設定にアレンジした」、
「狂言もどき」(この表現があってるか、わかりませんが、こう呼んでます)
(1年目は「萩代議」)
休憩を挟みまして、
「新作」(1年目は「連句」)
の3本、約2時間の舞台でございます。
東京2公演、大阪1公演でした。
この年の出演者は
野村万蔵先生をはじめとする、プロの狂言師の皆さん。
南原さん、ルー大柴さん、キャイ~ンさん、ドロンズ石本ちゃん、エネルギーでした。
2年目のパンフレットはこちら、
古典狂言 「二人大名」
狂言もどき 「1人サラリーマン」
新作 「TAME~種~」
この年、「東京」を皮切りに「名古屋」「福岡」「大阪」「高松」「松江」をまわりました。
この年の出演者は
野村万蔵先生をはじめとする、プロの狂言師の皆さん。
南原座長、渡辺正行さん、島崎俊郎さん、佐藤弘道さん、、ドロンズ石本ちゃん、イワイガワ、エネルギーでした。
そして今年です。
古典狂言 「佐渡狐」
狂言もどき 「東京パンダ」
新作 「サードライフ」
で、ございました。
この年の出演者は、
野村万蔵先生をはじめとする、プロの狂言師の皆さん。
南原座長、嶋大輔さん、彦摩呂さん、佐藤弘道さん、、ドロンズ石本ちゃん、イワイガワ、エネルギーでした。
狂言を見慣れているお客さんは「古典狂言」をこうやってアレンジしたのか?
狂言を始めて見るお客さんは「狂言もどき」を見て「古典狂言」のおもしろさを楽しんでいただいております。
また、万蔵先生が新作のコントに出演され、普段見られない、万蔵先生を見られるのも、
楽しみの一つです。
と、長々、つたない文章で恐縮です。
また、これがご縁で、エネルギーは「ファミリー狂言」といって
ファミリー向けに
「狂言」って何?
「能舞台」って何?
などなど・・・。
なんていう公演を、春からやらせていただいてます。
10月26日(日)は「ファミリー狂言」~秋公演~がございます。
なんて、ちゃっかり告知。
万蔵先生がチョイスした、わかりやすい「古典狂言」を2本。
「古典狂言」の前に、エネルギーがあらすじとして演じます。
「狂言の入り口」として、いかがでしょうか?
森も学びながら、参加させていただきます。
長々、恐縮でした。