最大消費電力の高いグラフィックスボードとPCI-Eケーブルやコネクターの耐電流について | エナぶろぐ

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単一のPCI-E6ピンケーブルやコネクターの最大定格電流は、+12V + 6.25Aで75W、 PCI-E8ピンケーブルやコネクターの最大定格電流は、+12V x 12.5Aで150Wです。マザーボードのPCI-Eスロットの定格電流は、 +12V + 6.25Aで75Wになります。

 

ここで注意していただきたいのは、接続先のグラフィックスボードの最大消費電力が高い場合の接続方法です。最大消費電力の高いグラフィックスボードの補助電源コネクターは、 8ピン x 3や8ピン x 2、8ピン+6ピンです。

 

お手持ちの電源のPCI-Eケーブルの設計が下記図のようなタイプの場合は、1本のケーブルでPCI-Eコネクターが2つ取れますが、最大消費電力の高いグラフィックスボードの場合は、この1本で済ませようとすると耐電流をオーバーしてしまい、ケーブルの焼損やコネクターの熔解につながる可能性があります。

 

 

 

グラフィックスボードの最大消費電力が高い場合で上記タイプのPCI-Eケーブルをご使用されている場合の接続方法は、グラフィックスボードの1つのコネクターに対し、1本のPCI-Eケーブルの1つのコネクターを使用してください。

 

正しい接続方法(例)

 

 

間違った接続(例)

 

安全の為、必ずご使用のグラフィックスボードの最大消費電力をご確認の上、正しい接続を心がけましょう。