3年ほど会計士補として監査の仕事に従事してきました。


ここ数年とりまく制度がめまぐるしく変わり、クライアントも増えたので、年々仕事量は増え、責任も重くなり、抱え込むタイプの性格が相乗効果を表して、昨年の年末頃には正直だんだんと精神的につらくなってきていました。時期によってはひと月のうち何度かタクシーで帰ることもありました。


そんな矢先に妊娠が発覚。正直

「よかったぁ、仕事を辞める理由ができた」

と思いました(ああ消極的な発想・・・)。


昨年末の状況や妊娠初期で不安ということもあったので、直属の上司に相談して、3ヶ月目くらいにあたる3月を丸々休職させてもらいました。その後も月に10日くらいの出勤にしてもらい、現場のインチャージもはずしてもらいました。この休職期間がなかったら今頃私は仕事を辞めていたかもしれません。この休職は色々考える良い機会になりました。


出産前に退職してしまうと社会保険等の手当てがもらえなくなるという事実、夫婦ふたりとも実家が遠く出産後も祖父母などの支援があまり期待できないこと、復帰後の働き方、職場での自分のポジションのことなどひと月にわたって夫と色々話し合いをしました。


今までフルで働いてきたこともあり手当てが期待できなくなると、携帯電話や保険、住民税の支払い、年金の支払いなど、出産関連の出費に加え家計上かなりの出費になる可能性があります。これは深刻な問題です。


親の支援が期待できない、となると少なくとも子供が1歳になるまでは育児休暇をとって自分で面倒を見たいと考えました。


復帰後は夫の労働状況からすると、わたしが迎えに行くことになりそうです。


現在の職場には女性が少なく、自分も他の男性と同じような働き方をしてきました。業種柄女性の絶対数が少ないのですが、なんとか女性を増やしたいという雰囲気があることは肌身をもって実感していました。もしかしたら、これを機に自分の働き方を変えられるかもしれないというかすかな期待もありました。


これらの問題をクリアできるかどうか、上司に相談したところ、私の希望に応じてくださると言って頂きました。自分が休職している間はその分他の方の負担が大きくなり、申し訳なく感じてしまうところがありますが、ここは気持ちを割り切ることにしました。 


私の場合、仕事が専門職ということも良かったのかもしれません。 

でも、自分の精神的なキャパシティや出産育児への対応の仕方を色々考え、自分がしたいことしたくないこと、自分に出来る事出来ないことを日常的に考え、信頼できる相手や職場の人に相談し理解を得ていくということがとても重要なことだと感じました。


結婚や出産を迎えると、周りの人はこう思っているのではないか、とか周りの人の言動に反応的になり消極的な対応しか出来なくなってしまうことが多いと思います。そこを踏ん張って、ではこれを機に自分はどうしたいのか、逆に良いチャンスかもしれないという前向きな考えになれるといいんですが。


とはいえ私も妊娠中に仕事を同じペースで続けていたらじっくり考えられず、仕事から逃げるように退職していたかもしれません。ひとまず妊娠中はゆっくり体を休めるためにもなんとか仕事量を調整して、色々考える気持ちの余裕を持つようにすることが大切だと思います。