■財政破綻し医療崩壊した街の顛末
以前、
北海道の夕張市が財政破綻して
市民病院が閉鎖し
医療を受ける機会が
グッと減ったことがありました。
医療を必要とする人たちが
命の危険にさらされる・・・。
危機的状況と言われていました。
街の人の健康状態は
どうなったと思いますか?
結果は、逆でした。
がんで死ぬ人
心臓病で死ぬ人
脳卒中で死ぬ人
の数がすべて減り
老衰で死ぬ人の数だけが
増えたのです。
ショッキングな話ですが
統計に基づく事実です。
■医療にかかることは体に負担をかける
慢性疾患などで
長年にわたって医療にかかることは
病気が治っていく以上に
体に負担をかけます。
今の体だけではなく
何年か先の体への負担も。
医療の三角形は
作用も強いですが
体への負担も相当です。
■検査という名の被ばく
検査、というから
ピンと来ないかもしれませんが
X線、CT撮影、血管造影は
放射線に被爆します。
健診の段階で
こんなにバンバン大量の
X線を浴びせる国は
世界でも、日本だけです。
MRIも
大量の電磁波に被爆します。
「でも検査の後
具合悪くなったりしてませんよ」
と言われるかもしれませんが
検査直後に異変をきたすなら
それは大問題。
放射線事故のレベルです。
直ちに影響を
及ぼす量でないからこそ厄介です。
それらの蓄積が
遠い未来に病気を引き起こすから。
■手術したら楽になるかと思っていたのに
看護師をしていた時
そうつぶやいた患者さんがいました。
検査で肺がんが見つかり
手術で摘出することになったのです。
手術前は
特にひどい症状があるわけでは
ありませんでした。
でも手術をしたら
術創がうずいてつらい、
動かしづらい、
雨の日は特につらい。
「手術したら楽になるかと思ったのに」
悪いところを切り取るのだから
楽になるはず、
と思っておられたのでしょう。
でも、
手術をするということは
体の深部にまでメスを入れて
組織を傷つけること。
麻酔がなければ
死んでしまうような大けがです。
手術をすれば
病巣がなくなることと引き換えに
体に大きな創ができる。
手術によって
新しい痛みが生まれてしまう
ということも多々あります。
■日常の中で対処できることが健康の王道
前の記事にも書きましたが
できるだけこの三角形の中で
日常が送れるようにいることが
とても重要です。
もちろん今、病気療養中で
医療のお世話にならざるを得ない
という方もおられるでしょう。
少しずつ
医療の三角形から離脱できるように、
つまり
受診頻度が減り
薬の量が減り
日常生活の中で
まかなえることが
増えていくように
まずはご自分の意識を変えて
生活を変えていくことが
大切です。
私たちの整体に
そのサポートができれば
とてもうれしいです。