先月16日に開催された
NARD JAPAN協会のレベルアップセミナーに
参加してきた感想…
一言でいえば
まだまだ学び続けなきゃいけない
これまでも、もちろん
学ぶことに終わりはないと思ってやってきましたが
セミナーを聴講しながら
学ぶ方向や課題が、明確に視えてきました
なぜ
「精油の化学」を学ぶ必要があるのか?ということについて
精油は
成分や化学、身体の仕組みの勉強を怠ると
ただの「雑貨」になる
との説明に、深くうなづけました
アロマテラピーとは芳香療法、という意味なので
アロマセラピストは医療人としての勉強が求められる、と
これに対して
精油の成分や化学、生理学などよりも
使う人の精油の楽しみが優先されると
アロマは単なる「雑貨」となる、というのです
確かに精油は日本では「雑貨扱い」となります
しかし
精油の原料植物を明確に知り
品質管理がきちんと行われた精油を使用し
精油の分析結果を理解でき
適正使用を心掛ければ
治療や療法に用いるものとしての位置づけができます
このことは納得できるし
私の中でのアロマテラピーもまさに、そうなので
うんうん、とうなづけることがたくさんで
参加して良かったという感じでしたが
実際のセミナー内容は
高度すぎて
この広い会場を埋め尽くす参加者さんたちが
皆さん理解できているのかと思うと
…皆さん、すご~い
と圧倒されてしまいました
ただ…難しいけど…面白い
と感じていたことも事実
改めて
この部分の勉強をしよ~と課題が視えたことで
面白くなってしまいました
元来、私は文系脳なので
アロマテラピーを学ぶ前まで
全く化学的なことなどに興味すらなかったのですが…
学んでいるうちに楽しくなったのです
これは
きっと教えてくれたアロマスクールの先生たちが
興味を持たせてくれるような教え方だったんだろうなと
思うのです
そう考えると
私自身が教える立場となっている現状において
私が学んでいた頃に感じたと同じように
アロマを
香りを楽しんだり、何か作ったり楽しいアイテム
というイメージでしか捉えていなかった生徒さんたちが
だんだんに
アロマのイメージが変わってきた…
もっと深く知りたいと思う…
と私と同じように
化学的なことや生理学的なことを
深く深く知りたい
という気持ちが強くなっていく方々が増えてきていて
私としては楽しいばかりです
でも、私自身がまだまだ未熟者だから勉強しなきゃ~
そしてセミナー参加後、大学時代の友人と久々に会い
セミナーにて
精油成分の化学的分類や
精油成分の構造式また精油成分の立体異性体について
理解を求められる勉強で埋め尽くされた脳を、転換するように
文学部日本文学科出身の私たちは
森鴎外記念館で
鴎外の人間性を知る作品や幅広い文化人たちとの交流などの
貴重な展示に触れたり
夏目漱石旧居跡や高村光太郎記念碑を巡り
ちょっとホッとした時間を過ごしました
(森鷗外記念館。入場チケットと大好きな「舞姫」の一文がかかれたしおり=右)
(夏目漱石旧居跡。猫もいる♥)
(高村光太郎記念碑。刻まれた正直親切の文字が素朴♥)
あの当時こそ、こうした経験をもっともっと積めば良かったと
ちょっと後悔…
そして、当時親しんだ文学も
改めて深めたい気持ちになりました
何歳になっても探求し続けていく知的好奇心を持つこと
そんなことを
理系脳と文系脳をフル回転させた時間で学びました
メディカル・アロマ サロン&スクール
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