小田原市の前に昨日の松田町の町長選挙の件について。

本山町長は試合に勝って勝負に負けた

という言い方が出来るのではないか？

勝ちは勝ちですから、新松田北口再開発は現行通り進めればいいのだとは思いますが、

反対派、慎重派らの意見もよく聞いて修正すべきは修正する

というような政をあらゆる分野で進めないと本当にレイムダックに陥ってしまいます。

レイムダックになるか？持ち直して五選もうかがう位にまで戻していくか？はこれからの本山さんの

「謙譲の政」

という方針にかかっているのではないでしょうか。

そして、小田原市。

小田原市は人口比に比して職員の不祥事が多いと感じます。

今回の環境部長の件は

「公務員としての自覚」

があれば防げる極めて初歩レベルの案件です。

おそらく大都市の横浜だ、川崎だくらいのところだとまずこの手の危ない事には職員自身が物凄く気を配り気を付けているはずだ。

そんな意味では小田原の職員というのはずぼらなところがまだ残っている。いわばまだまだ田舎だというようなことを

かつて今回動いた捜査二課長代理として神奈川県警本部にいた父親が話をしていました。

収賄というのは公務員だから犯罪になるのであって、我々のような非公務員は商品券を便宜を図って見返りにもらっても犯罪にはなりませんからね。

このくらいの事、とか、えっ？こんな金額で逮捕されちゃうの？

という感じだったんじゃないか？と推察はしますが

20万円の商品券で逮捕されるなら、国政の安倍派の政治家の裏金はなんで逮捕されないんだ？

というとは言いたくなりますね。

極めて不条理だとはある面では思いますが。部長の犯罪を肯定してるわけじゃないですが。

ある意味、災難です。

普通、この手で逮捕するかどうか？の基準は月給くらいの物をもらったか？が暗黙の基準とか昔は言われてたようですが

最近はもっともっと低くなってきてることは今回を見ても明らかですからね。

ホントに気をつけなきゃならないと思います。

この件については加藤小田原市長にも私の考え思いは直接に話をさせてもらいました。

「小田原は人口比でみるとどうも職員の不祥事が多いような印象を受ける（不祥事というのは犯罪だけでなく事務ミス的なことも含め）。

加藤市長が模範としている米沢藩9代藩主上杉鷹山も七家騒動への果断な処断も含めて

綱紀の粛正、信賞必罰

を明確にして改革を進めた。

その観点が必要なのではないか？」

市長からも

「基本的には課題感も含めてその認識は持っている」

との話がありました。もう少し踏み込んだ話もありましたが、その話は伏せておきます。

私が見るところ、加藤市長の政いや人生の基本方針が

「仁」

なんです。

思いやりの心が強い。

つまり優しいのです。

私は正直あそこまで人がよろしくありません😄

だけど優しいことをいいことに空気が弛緩するということもあります。

伊達政宗も

「仁に過ぎれば弱くなり義に過ぎれば固くなる」

と言っています。

思いやりと弱さは裏腹です。

上杉鷹山は仁の人でした。

ですが、畏怖もされました。そのバランスが大事です。

そんな意味でも加藤小田原市長は上杉鷹山の果断さに学ばなければ、と思います。

最近、岩波新書の上杉鷹山を改めて読みました。

彼の政のスローガンは「富国安民」なんです。

国を富ませることは民を安んじるために行うという方針です。

江戸時代にあって民が安寧であるために国を富ますなんていう政治家は稀有でした。

だからこそ三百諸侯第一の名君と言われたわけです。

まさにこの指針は加藤市長の精神にも通じるのです。

であれば、上杉鷹山の厳しさも見習わなければならない。

万人恐怖

と呼ばれた室町六代将軍足利義教のようにはならなくてもいいが、

一たびこうと決めたら揺るがない処断をするということを見せることで組織の緊張感を高めることも大事。

やりすぎると萎縮するのでバランスは大事だと思いますがね。

どんな処断をして災い転じて福となすのか？

注視したいと思います。

小田原市は職員の不祥事が多い気がする綱紀粛正＆信賞必罰を明確に