2023年6月16日は忘れられない日のひとつである。


その日は、以前から体調が悪かった流れで妻は医者に診察に行く事になっていた。何回目かの。


10時半にLINE

「肺が真っ白」

「肺炎らしい。今から中央病院に行く事になった」


あきらかによくない内容だ。


更に時間が経ってちょうどお昼、

昼休憩に入った直後に妻から電話。

いやな予感しかしない。


「私、がんかもしれん」

「私もう死ぬかもしれん」


電話の向こうで妻が泣き崩れている。

只事ではない。


とりあえずその場で早退。すぐに病院に向かう。

通勤で2区間ぐらい高速を使うのだが、

高速運転中、

動揺で揺れる道路と、

何故かの青空を、

微かに覚えている。


中央病院に到着。


妻の名前を窓口毎に連呼し、次の窓口、次の窓口、を辿っていく。

結局、院外薬局で追いつく。


「とりあえず帰ろう」


家に着いて、夫婦で泣いた。

とにかく泣いた。


次の日の土曜日、

妻は気落ちして動けない。

よって、

いつもは二人で行く買い出しをひとりで行く。


こんな日でも生活をしないといけない。


ゲンキーでひとりで泣いてしまった。

店の中で泣いた。