日帰りで繋いだ両毛国境 前半戦 | enduro fujiの自分だけの山を求めて!

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百のルートに百の登り方あり

2008年秋北は温泉ヶ岳から南は袈裟丸山まで日帰りで繋いだ記録のまとめである。
(後半戦は2009年秋、北は二子山から南は根本山、さらに鳴神山から吾妻山へ繋いでいる。)
 
 
日光から足尾の両毛国境の主脈稜線は、一部を除き藪に覆われ、踏み跡の世界である。
その稜線にトレイルランをやっているものとして、単独で実践出来ないか。
北は温泉ヶ岳から南の袈裟丸山まで繋げることが出来るのではないか。
1DAYづつやれば危険も分散し、体力的にもメリットは大きい。
やってみたい!絶対にやれる!早くやりたい!
 
 
その思いを9月中旬から実践に移した。
実際は5回に分けて、両毛国境の主脈稜線を自分の足で繋げることが出来た。
トレイルランと言っても、実際の稜線は笹藪が多く走れるような代物ではない。
踏み跡を探しながら、あるときは地図と磁石で方向を決めてと言う状況だった。
山が舞台のトレイルラン、藪漕ぎやルートファイディングと言うテクニックを試されるのも面白い。
 

5回の記録

赤字は両毛国境稜線を示す。タイムは時間:分:秒を示す。
*各詳細の文中では、群馬栃木県境稜線になっているが、両毛国境稜線のことである。
 
9月15日 
湯元~西ノ湖入口~宿堂坊山東尾根~宿堂坊山~錫ヶ岳~白檜岳~白根隠山~前白根山~湯元
総タイム 8:15:43  *白錫尾根の白根隠山~前白根山を敢えて通過。
詳細は、
http://blogs.yahoo.co.jp/enduro_fuji/1137574.html

写真は錫ヶ岳からの下り。(縦走中のYAMAYAMAさんから提供)
イメージ 1


9月23日 
湯元~前白根山~五色沼~日光白根山~五色沼~五色山~金精山~金精峠~温泉ヶ岳~2274~金精峠~湯元
総タイム 6:45:30  *白根山前後は実際の両毛国境稜線と異なる。
詳細は、
http://blogs.yahoo.co.jp/enduro_fuji/1399376.html

9月28日
銅親水公園~松木渓谷~ニゴリ沢~モミジ尾根~国境平~釜五峰~三俣山~宿堂坊山~東尾根下降~千手ヶ浜~中禅寺湖周遊道~阿世潟峠~銅親水公園  総タイム 10:35:28
詳細は、
http://blogs.yahoo.co.jp/enduro_fuji/1572425.html

10月12日
塔ノ沢登山口~前袈裟丸山~後袈裟丸山~中袈裟丸山~奥袈裟丸山(中央峰)~奥袈裟丸山(北峰)最高標高点~法師岳~男山~六林班峠~庚申山荘~銀山平~原向駅~(わたらせ渓谷鉄道)~沢入駅~塔ノ沢登山口  総タイム 9:02:07
詳細は、
http://blogs.yahoo.co.jp/enduro_fuji/2060814.html
および http://blogs.yahoo.co.jp/enduro_fuji/2103049.html

10月18日
銅親水公園~松木渓谷~ニゴリ沢~モミジ尾根~国境平~皇海山~鋸山~六林班峠~庚申山荘~銀山平~銅親水公園   総タイム 8:13:42
詳細は、
http://blogs.yahoo.co.jp/enduro_fuji/2287942.html

 
 
 
両毛国境の藪深い稜線を軽装でトレイルラン。
山中(登山道のない踏み跡の稜線)で会った数少ない登山者は、一応に奇異の眼と軽蔑の眼差しを向けてきた。錫ヶ岳の下りで会ったYAMAYAMAさんは、好意的に見てくれたが、こういう方はごくごく少数だ。
トレイルランは登山のひとつの形態ではない! このことを強く感じざるを得ない。
山とは軽装イコール悪、重荷イコール正と単純には決めつけられないハズ。
 
両毛国境の藪深い稜線は、普通トレイルランナーは入りこまない。
その藪のためにパニックに陥り、読図力がなければ命の危険にさらされるからだ。
その地域に登山の知識と経験を生かし、行動範囲の広がるトレイルランを実践する!
登山者に認められなくても、それを実践できたのは自分の中で大きな成果だった。