10月に入り、大分涼しくなりましたね。もうエアコン要らずで快適に過ごしています
前回は資格勉強法の準備編(考え方)でした。今回は、実践編(勉強法)です。以下では実際にどのようにテキストを読み進めていったのか、テキストから出るとはいえ、どういった内容まで勉強したのか書いていきます。
実践編は記事を書いていてめちゃくちゃ長くなってしまったので、2部に分けたいと思います。よろしければお付き合いください。
文章で一番重要なところってどこ
テキストや教科書ではほとんどの場合、章ごとに『はじめに』『本文』『おわりに』と構成が分かれていると思います。
『はじめに』を飛ばしていきなり本文を読み始めることがあると思いますが、これはNGです。
なぜなら、『はじめに』は筆者が読者に理解してほしいことやこれから何を話すかが書いてあるからです。熟読することで必要な情報とそうでない情報が見えてきます。
逆に本文からいきなり始まる文章は、何を理解してほしいのか分からないので結構困惑します(笑)
定義は覚えるだけではなく理解する
資格の勉強をしていると言葉の定義が頻繁に出てきます。定義を明確に理解することは非常に重要です。
なぜかというと、例えば「食道癌取扱い規約」では原発巣の壁深達度が粘膜内にとどまるものを『早期癌』癌腫の壁深達度が粘膜下層にとどまるものを『表在癌』共にリンパ節転移の有無は問わないと定義しています。
粘膜内ってSM(粘膜下層)まで含むの?表在癌は? ここまでわかって初めて理解したと言えと思います。ちなみに早期食道癌はMM(粘膜筋板)までなので、SMは含みません。
正しいものを選べという問題が出たとします。
a.原発巣の壁深達度が粘膜下層を含む粘膜内にとどまるものを『早期癌』
b.癌腫の壁深達度が粘膜内にとどまる『表在癌』
このように出題者は言葉を少し変えて選択肢として出してくる可能性を考えれるからです。
読んでいて分からない文章は全て無くす
専門的な文章を読んでいると何を言っているのか分からないことがあります。僕はこの原因の多くは国語力ではなく、知らない単語が出てきてもスルーしてしまうことが原因であると考えています。
次の文章を読んでみてください『DBEの最も一般的な適応はOGBIの診断と治療である。』手技に対してある病気に適応があるとは分かりますが、何の話かよく分かりません。
前文にもこの略語や単語についての解説はない時、分からない単語が出てきたら徹底的に調べます。
ガイドラインにはすべて目を通す
重箱の隅をつつくような話ですが、テキストで紹介してあるガイドラインにはすべて目を通しました。
なぜなら出題者は意見が分かれるような問題やガイドラインに書いてある範囲を超えるような方法については、不適切問題になりかねないので、出題しえないと考えたからです。
テキストと全部合わせると500ページは越えてきますが、気合で読み込みましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?文章で重要な情報を精査し、定義を曖昧にせず理解し、読んでいて分からない単語を無くし、とどめにガイドラインには全て目を通す。
これ実は中学や高校でやってきた勉強を言語化してきただけと思いませんか?
文章で重要な情報を精査する行為は『国語』
定義を曖昧にしない行為は『理科』
読んでいて分からない単語を調べる行為は『英語』
資格関連の勉強方法はこれに尽きると思います。どのような資格でも、勉強方法本質は同じなのではないかと僕は考えています。
次回は暗記をするためのコツや試験を受けるためにちょっとしたテクニックを記事にしたいと思います。