昨日ブログをはじめたことをxに投稿したところ、たくさんの方に閲覧いただきました。本当にありがとうございます。それと同時に内視鏡に対して、たくさんの方が関心を持っていることがとてもうれしく思います。
さて、今日は僕が経験した高周波装置(電気メス)にまつわるトラブルについて書いていきます。ご存じの通り、高周波装置は内視鏡治療に無くてはならない機器です。
今回の件に関して他施設の方にもたくさんご相談させていただきました。お知恵をかしてくださった方々、ありがとうございました。
また、トラブル発生中は患者様に不利益が生じないよう、ノイズが発生しない事を確認したモニタを使用しておりますので、その点についてはご安心ください。
ESD中サブモニタにノイズが…

ある日、ESD中に太い血管をCoagしようとすると、サブモニタにノイズが走りました。その日は一瞬出ただけで、その後は問題なくESDを終えることが出来ました。
その後、日に日にノイズの発生回数が増えついに原因の検証中、通電すると画面がブラックアウトしました…
いくらcold porypectmy全盛期のような時代とは言えこれでは日々の検査にすら影響します。そこで、CEらしく、原因を模索することとしました。
何が原因だったのかぜひ皆さんも考えてみてください
高周波を用いると真っ暗に…
調査開始
僕は以下を検証しました。
①漏れ電流→高周波装置とモニタの接地漏れ電流や外装漏れ電流など測定しましたが、異常なし…
②コンセント→内視鏡室の図面を見て、異なる系統のコンセントにモニタと、高周波を繋ぎましたが、解決せず…
③Aコード(デバイスと高周波をつなぐコード)→ケーブルが交差しないように配置を変えたけど変わらず…
④CCDとデバイスの距離→カメラ先端とデバイスとの距離を空けて通電しても変わりなし…
⑤SDIケーブル→責任者と話し、SDIケーブルではないかと話すと、「変えてみたけどダメだった」と…
どれも空振りで万策尽きた状態でした。
次回の投稿ではオリンパスさんに来ていただき、ノイズの真犯人を突き止めたお話をしていきます。
ご意見やご感想ございましたら、ぜひコメントお待ちしております。