瞳センセー。
サボってきました。講義。
いやー、なんか今日はだるくって。

瞳せんせー。僕もうなんか飽きてきちゃいましたわ。
いや、瞳先生は飽きませんよ。
何言わせるのかなーこの子は(笑)

なんかねー。飽きた。

日本人に。

んー、日本人に飽きたのかなー。
それとも人間に飽きたのかなー。
どう思う?瞳。
あ、いや瞳先生。

「でもそうかもね、最近の私たちの周りって、人間ばっかりだからね-。
 正確に言うと人間の脳みそから発生したものばっかり。
 人間の脳みそが考え出したものばっかり。

 コンクリートの道も、電信柱も、ローソンも、
 建物も、生えている雑草も化学物質が入っているし、
 空ですら大気汚染、水も成分調整。
 耳に入る音すらも、自然ではないのよね。
 景色だってそう。ガラス一枚隔ててみるだけで、それは自然では無くなるわ。

 どこに自然があるのかしらね。
 人間って私、非自然な存在だと思うの。
 その人間が周りを人間だらけにしたら、それこそ自然なんて皆無だわ。
 人間の周りに自然があるから、今まで人間は人間だったのかもね。
 今の遠藤先生は、人間に飽きたんじゃなくて、
 周りに自然の無い人間の生活に飽きてしまったんじゃないかしら?
 私が、今の遠藤先生を分析するならこんなところね。
 そこに絶対なんて言葉は無いケド。
 どこか気に触る所があったら御免なさいね。」

いやー、相変わらず瞳先生と話すと脳みそ活性化されていいなー。
体も活性化させてくれるって?
んー、また今度ねー(笑)

「…所詮人間の脳ごときが考え出したものが、
 神様がプログラミングした自然に勝てるわけないのよ。
 あらゆる点でね。
 あたしという人間も、遠藤もそれは同じことよ。」

…講義、行って来るよ。
ありがとう瞳先生。