湘南藤沢徳洲会病院 内視鏡内科の永田充です。
健康診断などで「胃の検査を受けましょう」と言われたとき、バリウムと胃カメラのどちらにするか迷う方は多いと思います。
「胃カメラはつらそう…」「どっちが安心なんだろう?」と悩まれるお気持ち、よく分かります。
先に結論からお伝えすると、私は基本的に胃カメラをおすすめしています。
理由をできるだけ分かりやすくまとめますね。
バリウム検査ってどんなもの?
バリウムを飲んでレントゲンを撮り、胃の形の「でっぱり」や「へこみ」から異常を探す検査です。
ただ、この仕組みの関係で、平らな変化(早い段階のがんなど)は見つけにくいことがあります。
また、レントゲンなので放射線を使う検査でもあります。
胃カメラは何ができる?
胃カメラは、カメラで胃の中を直接見て確認できるのが大きな強みです。
バリウムでは気づきにくい小さな変化や、色の違いにも気づける可能性が高まります。
さらに、もし気になる部分があれば、その場で組織を少し取って(生検)、良性か悪性かを調べることもできます。
胃カメラをおすすめする3つの理由
- バリウムでは見つけにくい病変も見つかる可能性がある
- 検査中に生検(組織検査)ができる
- バリウムで異常が出ると、結局胃カメラで精密検査になることが多い
(「最初から胃カメラにしておけばよかった…」となりにくい)
「胃カメラがつらそう」で心配な方へ
「オエッとなるのが不安」という方は少なくありません。
少しでも楽に受ける方法として、主に次の2つがあります。
- 鎮静剤:ウトウトした状態で受けられて、「気づいたら終わっていた」という方も多いです(体調などによって使えない場合もあります)。
- 鼻からの胃カメラ(経鼻):口よりオエッとなりにくいことが多い一方、鼻が痛かったり鼻血が出たりすることがあります。
症状がなくても、定期的な検査が大切です
胃の病気は、胃がんを含め、早い段階では症状がほとんど出ない場合があります。
だからこそ、症状がないうちに定期的にチェックすることが安心につながります。
胃カメラ当日の流れ
受付 → 問診 → のど(または鼻)の準備 → 検査は5〜10分程度 → 結果説明
鎮静剤を使った場合は、検査後に少し休んでから帰宅(当日は車や自転車の運転を控えていただくことが多いです)
まとめ
当院では、できるだけ負担を少なく検査を受けていただけるように、鎮静剤を使った胃カメラも選べます。
「胃カメラが苦手で…」
「できれば楽に受けたい…」
という方も、無理のない方法を一緒に考えますので、どうぞ遠慮なくご相談ください![]()
胃の病気は、胃がんを含め、早い段階では症状がほとんど出ない場合があります。
だからこそ、定期的にチェックしておくと安心につながります。
「どの検査が自分に合うのかな?」と迷ったときは、外来で気軽に相談しながら決めていきましょう。