月光



真夜中の12時をまわったころ



安物のワインをグラスに注ぎ 部屋の灯りを消してみた




グラスの位置が確認できるように蝋燭1本をそばに置き 

窓のカーテンをそっと開けた




あなたに会うことは叶わなかった




梅雨入りしたばかりの真夜中の空




まるでコールタールを撒き散らしたかのようだ




誰にも見られることのないあなたへ






あなたはいつものように輝いているだろうか





今宵もこの分厚い雲の上で