- ロックンロールが降ってきた日 (P-Vine Books)/スペースシャワーネットワーク
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日本を代表するロックミュージシャンがロックンロールとの初めての邂逅を語っている。
まず、タイトルが良い。
文字通り降ってくるんだ、出会うでも聞くでもない。
脳天から降ってくる。
俺にロックンロールが降ってきたのは小学校5年の時だった。
あの年に2つ、本物を聴いた。
まずブルーハーツ。
友達の家で友達のお兄ちゃんが持ってたTRAIN-TRAINを聴いてシビれた。
俺らがマリオカートをやってる横から流れてきたその曲は脳内にこびりついて離れなかった。
家に帰ったけど、いてもたってもいられなくて空テープを持って友達の家にとんぼ返りしたのを鮮明に覚えている。
もう一つはチャック・ベリー。
正確に言えば、日曜洋画劇場でやっていたバックトゥザフューチャーで主人公のマーティ・マクフライが演奏していたジョニー・B・グッドだ。
後々知ったことだけど、この時の演奏は当てフリらしい。
しかし、そんなこと関係ないくらいにカッコよく、いまだにギターヒーローと言えばこの時のマーティが頭に浮かぶ。
そしていま改めてサントラを聴くと、子供の頃は分からなかった小ネタが分かって面白い。
「チャック!?いとこのマービン・ベリーだ!このサウンドを聞いてみなよ!」
と電話するシーンはもちろんクラシックだが、リズムに関しても面白いネタがある。
ロックンロールと言えばエイトビートだが、この時の黒人バックミュージシャンがジャズ寄り(という設定、多分)なので
ものすごくシャッフルビートになっている。
特にリズム隊のドラム・ベースはもう合わせる気ねえだろってくらいにハネまくっている。
それに対してマーティは80年代のギター小僧なので直線的にリフをザクザク刻んでツッパっている。
このエピソードは本家のチャック・ベリーでもあったことらしい。
最後に言いたいことは、アイドルじゃなく普通のライブに行きたい欲が高まってきているということ。