子供っぽいところ。 | ハムと呼ばれたり、呼ばれなかったり。


電車から降りて、改札を一番に出られると嬉しくないですか?





今日もお稽古だったんです。





帰りのことです。





電車を降りると、たまたま階段の前。





お、やった、と思って階段を上るとなんとなく改札を一番に出ていました。





心の中で小さくガッツポーズ。





俺一番、って。





あ~、子供っぽい、と思いました。





でもね、聞いて下さい。





この改札を一番に出る喜びには、ルールがあるんです。





それは、偶然。





電車のドアは、大体この辺が階段に近いとかは、もうね、分かってるんでいいんです。





あくまで大体だし。





これからが重要。





急いではいけない。





例えば、人がいるのにドアの前を陣取るとかはダメです。





そして、ドアが開いた瞬間に走るとかもダメです。





あくまでも歩く。





そんなの走ったら一番になるの当たり前じゃないですか。





だから、歩くんです。





もうね、子供なんか、子供ですから、わき目も振らずに走るんですよ、子供らしく。





だから、よく子供はトップになります。





いいんです。





大人なんだから、そこは譲りましょう。





無邪気に走れる子供を羨ましくなんて思っていません。





ちくしょう。





改札出る瞬間とかに抜かれると悔しいんです。





あ、俺一番に出られるとか思った瞬間に、横からサーって。





でもね、そこはほら、大人の余裕を見せないといけないじゃないですか。





だから、いいんです。





大人には大人の戦いがある。





あくまでも分別を持った大人として、歩いて改札を目指すんです。





そこでトップを取るんです。





だからこそ、心の中で小さくガッツポーズが出来るんです。





それこそ、大人。







なんか、こういうことをグダグダ行ってる時点で、子供っぽいですね。





勘違いして欲しくないんですけど、別にいつもこんなこと考えてるわけじゃないんですよ。





ただ、今日たまたま改札を一番に出られたんです。





なんか少しテンション上がったんです。





だから、やっぱりいくつになっても改札を一番に出られると嬉しいよね、って共感して欲しいだけなんです。





この気持ち分かってくれますかね。





分かってくれると嬉しいです。





分かってくれると願いつつ、就寝させて頂きます。





今日は、稽古では、同じシーンに出る役者さんと、ここどうだろとか、そういう感じのことを色々話し合ったりして、稽古後も話し合ったりして、くだらないことも話したりして、電車では、改札をトップで通過出来たので、なんだかぐっすり眠れそうです。





よかったです。





おやすみなさい。