真実に気付き、声を上げる人々が増えました。被害者やその家族だけではありません。心ある医療関係者にも広がってきています。


思えば、これまではずっと孤独な戦いでした。30人の生徒がいる小学校のクラスで、担任教師の犯罪行為に気付いてしまい、独り声を上げていた生徒のようなものでした。誰に話しても「教師がそんなことをするわけがない」と相手にされない中、たとえ変人だと思われようが嫌われようが疎ましがられようが脅されようが、これ以上被害者を出さないよう声を上げ続けてきました。

ようやく、30人のクラスの中で、私以外に2人の生徒が同調してくれ、一緒に声を上げ始めたという段階になったでしょうか。30人中3人となれば、圧倒的少数には違いありません。しかし、1人と3人では全然違います。少数とはいえ理解をしてくれる人が周囲にいるということは大変心強いです。

幸運なことに、この戦いは30人中30人味方につけないといけないというわけではありません。30人中10人くらいになれば、その担任教師の立場は非常に危うくなるでしょう。もはや担任の力だけでは抑えることができなくなるからです。PTAや学校長、教育委員会、警察など上位機関や外部機関が動いてくれます。それで担任はThe Endです。

これと同じことをすればよいだけです。

精神科医は「専門家」という肩書きだけしかありません。もしもその理論や実践、その結果を第三者から科学的に検証されたら、単にその虚構が明らかにされるだけです。専門家という肩書きや「自殺対策」「メンタルヘルス対策」「こころのケア」「被災者のケア」「労働者のメンタルヘルス」「こころの健康推進」「早期支援」といった耳障りのよい言葉を並び立て、結果を示すことなく政府や医療界からの支援を取り付けてきただけなのです。

なぜ結果を示さない富士モデル(睡眠キャンペーン)が、いまだ国や自治体の自殺対策の中心施策となっているのでしょうか?それは、単に声が小さかったからです。声が小さいままだと事実はかき消されてしまい、詐欺師の思い通りになってしまいます。

精神科医が担任教師だとしたら、学年主任は精神医学会、学校長は医師会、教育委員会は厚生労働省といったところでしょうか。少数の声だと学年主任や学校長、教育委員会レベルでもみ消されてしまうでしょう。しかし、声が大きくなり、外部からの監視の目が入れば、彼らは担任教師を切りにかかるでしょう。

結果を示すことができないどころか、状況を悪化させている張本人が「専門家」と崇めたてられ、多額の予算を手にしている現状はおかしくないですか?

もう肩書きだけで仕事ができる時代は終わりです。いや、我々で終わりにしていきましょう。