法治国家である日本では、権力が乱用されないよう、他人の自由や権利を奪う場合には、通常厳しい手続きが取られます。ところが、精神科医に限ってその原則は通用しません。

警察も検察も、人を逮捕できる権限が与えられていますが、実際に逮捕する際には裁判所の手続きが必要となります(現行犯の場合は後付けになります)。そして、逮捕したとしても、その人に勝手に危害を加えるような真似はできません。正式な刑事裁判の手続きを踏み、有罪であることが確定させなければ刑罰を下すこともできません。

では、同様に人の自由と権利を剥奪する精神科治療の現場では、それと同等な厳しい制限が課されているのでしょうか?

もちろん、NOです

刑法の世界では、冤罪や証拠捏造があれば、たった1件でも大問題になります。それだけでも、大きな社会問題として扱われるのです。ところが、精神科領域に至っては、それは日常の光景です。別に誇張でも何でもなく、日常の光景です。ただ、それが表に出てくることが今までなかっただけです。

表に出てきた事例1つだけを見ても、そのあまりにも前近代的で野蛮な手法に驚くことでしょう。昔ながらの古い精神病院で起きた事件のように思えるかもしれませんが、2007年に開設されたばかりで、「時代が求める急性期に特化した早期治療・短期集中治療で早期退院を目指す、利便性と質を重視した精神科病院」と売り込んでいる、外観は美しい単科精神病院での話なのです。


外観は変わっても中身は一緒、いやむしろ外観だけよくなった分性質が悪いという、精神医療の得意技です。アウトリーチしかり、単剤処方しかり、メンタルクリニックしかり、お父さん眠れてるしかり、光トポグラフィーしかり、血液診断しかり・・・。見るからにチンピラの売人よりも、イケメン優男売人の方が害が大きいというお話です。

それにしても、いきなり電気ショックとは、スタンダードな精神医療からも外れています。単に拘禁・抑留するのではなく、四肢を拘束し、多剤大量処方をし、本人の許可なく電気ショックをかけています。これは精神的にはもちろん、身体的にも傷つける行為です。殴って大人しくさせる以上に野蛮な行為です。

もしも警察による逮捕・拘留でこのレベルの対応(冤罪逮捕の上被疑者に暴行を加える)があったら、この1件だけで、その警察署の署長以下責任者の首がとぶ話です。マスコミはヒステリックにこの事件を騒ぎ立てるでしょう。それほど深刻な問題であるということに誰も気付かず、その精神科医は今も診療を続けています。そのようなずさんな診療をする精神科医が、他にも犠牲者を作り出さない保証はどこにもありません。

日本国憲法を見てみましょう。

第31条 何人も、法律の定める手続によらなければ、その生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない。

第34条 何人も、理由を直ちに告げられ、且つ、直ちに弁護人に依頼する権利を与へられなければ、抑留又は拘禁されない。又、何人も、正当な理由がなければ、拘禁されず、要求があれば、その理由は、直ちに本人及びその弁護人の出席する公開の法廷で示されなければならない。

法律どころか、憲法を超えた存在が精神科医だということです。

悲劇は、犯罪者に権限を与えてしまうことから始まります。そして、犯罪者がその権限を乱用することを抑止できないシステムが、大規模な混乱を招きます。これは別段強制入院だけに限った問題ではありません。精神科医に処方権を渡してしまうことは、その中にまぎれている殺人者(多剤大量処方をする精神科医)に殺人のライセンスを与えるようなものです。

善良な市民をこのような犯罪者から守るためには、精神科医の持っている権限を制限することが急務です。それは法律の改正しかありません。立法府の皆様、アウトリーチや早期介入のような夢物語に騙されて予算を投入するよりも、この実質上の無法地帯を厳しく取り締まることが先ですよ。

この病院で同様の被害に遭った方、民事・刑事で訴えませんか?すごいことになりそうですよ。まずは匿名でもよいので連絡下さい。



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