今日は患者に対するわいせつ行為で起訴されたNメンタルクリニック院長(N被告)に対する公判が本日東京地裁で行われた時のことを記載します。傍聴席は満席になり、多くの人々の関心がうかがえました。

そこで新たに判明したことは、同様の罪状で被告人は2回追起訴されていたということです。つまり、合計3回起訴されたことになります。追起訴は6月17日(前回6月16日と書きましたが、17日が正しいようです)と7月13日でしたが、7月13日分に関しては間に合わず、今回の公判は6月17日分の罪状認否が中心でした。

今回の被害者も全く同じ手口を使われていました。起訴状によると、今年1月からNメンタルクリニックにかかり始めた被害者は、診察の度に胸をたくし上げられて乳首を触られるなどされた上、下着も脱がされて陰部を弄ばれたということでした。その被害者は、他の医療機関にかかって初めてそのような行為のおかしさに気付きました。さらに被告人が逮捕され、それが報道されたことをきっかけに警察に行き、刑事告訴へと至ったようです。

被告人は一部を否認しました。胸部と腹部、そけい部は触診したが陰部は触っておらず、正当な医療行為であるとして無罪を主張しました。

次回公判からは、3つの事件を同時に取り上げるということでした。

少なくとも3人の被害者がいるということになりますが、それは氷山の一角でしょう。この卑劣な手口で、一体どれだけの女性患者が被害に遭ったのでしょうか。被告人が無罪を主張しているため公判は長引きそうですが、事実が明らかにされることを願います。

この事件を振り返ってみると、いかに声を上げる被害者の存在が貴重であるかがよくわかります。卑劣な犯罪に遭いながらも声を上げることは、どれだけ勇気がいることでしょうか。しかし、その声が伝わることで、結果として他の被害者たちを救うことになります。

精神科医の犯罪被害に遭った方は、是非警察など適切な機関に相談、通報して下さい。段階が高いのであれば、私に相談して下さい。



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