強硬姿勢が目立つ安倍政権は、かつての自民党よりもタチが悪い独裁制をみせつけはじめました。



民主党があまりにふがいなかったので、当初はスパスパ決めていくことに喝采もありましたが、ここ最近は



「いまそれやる?」



ということまで。。。。旧来の利権政治が帰って参りましたが、これ、実はわるいことばかりではないのです。



なぜなら、そんな時代の日本経済は安定していたから。



なにせ金が入ってくることがわかっているので、企業も安心して金を使えるわけで、飲み屋などでの接待も盛んに。

(いまはキャップがありますが、そんなもん、どうとでもなります)





ま、それはそうとして。。問題は集団的自衛権の容認を急いでいることです。



いまの国会で、国民投票の緩和をどうにかしようと動いているようですが、憲法改正なしで解釈ひとつで集団的自衛権を行使できるようにすることは可能です。



なぜなら、それは国連が保証している権利だからです。



日本はあえてそれを封じていただけです。





2/27の記事

「集団的自衛権の行使へひた走る政権を予見した佐藤優氏のインタビュー」

http://ameblo.jp/endof/entry-11782888481.html



を読んでいただくと、急いでいる理由がわかります。







もうひとつ、その後、今日国民投票が行われるクリミア半島のロシアへの帰属・・・・・



ロシアがこのところ存在感を増しています。





某雑誌では「東西冷戦はまるで終わっていなかった」というコラム記事がありました。



欧米にとっての東西冷戦は終わったかのようで、アジアでは中国の後押しを受ける北朝鮮があり、中国は一党独裁のまま新しい共産主義を拡大しています。

つまり、アジアでの東西冷戦はまったく終わっていなかったのです。



そして、ここにきてロシアがかつてのような強硬姿勢を見せ始めました。



地政学によれば、ハートランドであるロシアは常に拡大しようとします。そのためにクリミア半島を失うわけにはいきません。





形こそ変わっていますが、東西冷戦はホットな争いに変わりつつあるのかもしれません。



折しも、アメリカは現在、失速しています。



日本が集団的自衛権を実現して、アメリカと共に行動してもらわないことには、ユーラシア大陸での有事にいちはやく対応できません。



なにしろ日本はかつてロシアと一戦交えて買っています。





クリミア半島情勢が危ういからこそ、アメリカがせっついているのでは。。。と勘ぐらざるをえないのです。




2050年の日本列島大予測 (晋遊舎ムック)








集団的自衛権を持つようになった日本がどうなるか、また国民投票の改定を急ぐ理由についても解説しております! ぜひ